Audi Q9

北米市場向けに開発したSUVを製造

先日発表されたQ9は、北米市場をメインターゲットに開発。2030年からはさらに新しいモデルが導入される見込みだ。
先日発表されたQ9は、北米市場をメインターゲットに開発。2030年からはさらに新しいモデルが導入される見込みだ。

アウディが米国ジョージア州に建設する新生産拠点では、北米の顧客に合わせて開発したプレミアムSUVを現地生産。世界有数の重要なプレミアム市場において、さらなる成長の可能性を引き出すことを明らかにした。今回の投資計画は、米国市場への長期的な関与を示すとともに、欧州、中国に続く第3の主要生産拠点として、北米でのプレゼンスの確立を目指していく。

世界第2位の規模を持つプレミアム市場である米国は、アウディにとって大きな成長の可能性を秘めている。現地生産拠点の設立は、顧客ニーズへの対応、魅力的な製品ラインアップ、そして競争力の高いビジネスモデルに重点を置いた、より広範な成長戦略の重要な要素となる。今回の投資計画は、収益性の高い成長を実現するための長期戦略の一環だという。

北米でのプレゼンスを強化することにより、アウディはよりバランスが取れ、外部環境の変化に強いグローバル事業を構築できると考えている。また、貿易や為替リスクを低減し、収益性の高い成長に向けた新たな機会を創出することも狙いだ。アウディAGのゲルノート・デルナー会長は、米国での現地施生産決定について次のようにコメントした。

「私たちは、米国におけるアウディのビジネスについて、大きな目標を掲げています。米国は世界で最も重要なプレミアム市場のひとつですが、私たちはまだその潜在能力を十分に発揮できていません。プレミアム製品、より強力なブランド、そして競争力のある現地生産基盤によって、この状況を変える決意です。これは単に工場を建設するという話ではありません。米国におけるアウディの事業そのものを、より強固なものにするための取り組みなのです」

ミドル・ジョージア・メガサイトに建設

今回、アウディはジョージア州ピーチ郡、フォートバレー近郊のミドル・ジョージア・メガサイトに工場を建設する。
今回、アウディはジョージア州ピーチ郡、フォートバレー近郊のミドル・ジョージア・メガサイトに工場を建設する。

ジョージア州には、企業の投資を受け入れるための整備された工業用地、熟練した労働力、確立された自動車部品サプライヤー網、そして強固な物流インフラが揃う。工場が建設される工業開発用地「ミドル・ジョージア・メガサイト」は、将来的な事業拡張に対応できる柔軟性と十分な敷地面積も備えている。

新工場はアウディが将来必要とする製造要件に合わせて設計。効率性と柔軟性を重視するとともに、変化する顧客ニーズや市場の需要に対応できる生産体制を目指していく。アウディAGの生産・物流担当取締役会メンバー、ゲルト・ウォーカーは次のように説明を加えた。

「新工場をゼロから建設することで、私たちは最初の段階から製造工程を根本的に見直すことができます。非常に効率的で柔軟な生産プロセスを設計し、先進技術を統合するとともに、強固な現地サプライヤーネットワークを構築することも可能になります。私たちが目指しているのは、プレミアムカーの製造における新たなベンチマークを確立し、アウディのグローバルな生産ネットワークを強化することです」

今回の投資は、約4500人の雇用創出に加え、地域のサプライヤー、サービス事業者、研修・教育パートナーにも新たな機会をもたらすと期待されている。ジョージア州のブライアン・ケンプ知事は、アウディの投資に歓迎の意を表した。

「世界を代表する自動車ブランドのひとつをジョージア州に迎えられることを誇りに思います。ジョージア州は、世界的な企業がそれぞれの産業の未来を切り開くために集まる場所として、高い評価を築いてきました。アウディが米国初の製造工場をここに設立するという決定は、その歩みにおける新たな重要な節目となるでしょう」

新型フラッグシップSUV「アウディ Q9」のエクステリア。

アウディ史上最大サイズのSUV「Q9」をワールドプレミア「自動開閉式リヤドアを初採用」【動画】

アウディは、ブランド史上最大サイズを誇る「Q9」をワールドプレミアした。アウディの生産モデルとしては初めて「9」の車名を導入し、ラグジュアリーモデルのラインアップを拡充。2026年7月末から受注をスタートしており、欧州における「Q9 TDI 220kW」の価格は10万8400ユーロからとなる。