モンキー125改、Z900RS改、レジャー向け電動スクーター等々、「プロト」ブースはファインバイクからコミューターまで充実!【東京モーターサイクルショー2025】

「市場にあるモノ、必ず市場に投入するモノで組み上げる」をコンセプトに、あえて加工無しのボルトオンパーツのみ構成されたモンキー125カスタム。最大のポイントである前後のスポークホイールは発売に向けて開発中(発売時期は未定)。
2025年3月28日(金)~30日(日)の3日間、東京ビッグサイトにて開催される国内最大級のモーターサイクルイベント「第52回 東京モーターサイクルショー」。豊富なバイク用パーツやバイク用アイテムをリリースする「プロト」はミニバイクからビッグバイクまで幅広いカスタム車両。プロトが輸入販売するイタリア発祥のバイクブランド「べネリモーターサイクル」の各車。デリバリーや街中の移動に便利なプロトオリジナルの電動スクーター「PEV600」等々、多岐に渡るモデルが展示された。
PHOTO/REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)
プロト https://www.plotonline.com/

愛知県刈谷市に本社を構える「プロト」。2024年で40周年を迎えた同社は、

・バイクのアフターパーツや用品の企画・開発・製造
・バイクのアフターパーツや用品の卸販売や輸入販売
・国内外各社とのコラボレーション
・1911年に誕生したイタリアンブランド「べネリモーターサイクル」の輸入販売
・電動バイクの企画・開発・製造・輸入販売

等々、幅広く事業を展開。

東京モーターサイクルショー2025年では、歴代のバイク史を振り返りつつ、引き継がれていく現代のヘリテイジモデルを中心に、幅広いジャンルの車両。また近年取り組んでいる、国内外の取り扱いブランドとコラボレーションしたカスタム車両を展示。加えてプロトオリジナルの電動スクーター「PVE600 CROSS」と「PVE pro Series」を参考出品。ファインバイクからコミューターまで、盛りだくさんの展示内容となった。

東京モーターサイクルショー2025のプロト プレスカンファレンス。写真中央はプロト代表の山口氏。

モンキー125カスタム

「市場にあるモノ、必ず市場に投入するモノで組み上げる」というコンセプトのもと、あえてボルトオンパーツのみの素組で製作されたモンキー125カスタム。今回カスタムを担当したヒコ坂本さんのワガママをカタチにした1台。

最大のカスタムポイントは、前後のスポークホイール。現状は試作品だが、コンセプト通り発売を予定。その他、カスタムシートやサイドパネルも新たに市場に投入。スペシャルパーツ武川やOVERレーシング、Gクラフトやブレンボなど各アフターパーツメーカーの協力の下に完成した、ビギナーにも親しみやすい一台に仕上げられている。

Brembo / PF 2×28 Caliper 右 取付ピッチ60.1mm 22.9830.41
G-Craft / フロントキャリパーサポート
G-Craft×PLOT / コラボ スポークホイール(参考出品)
DUNLOP / フロントタイヤ K180 100/90-12 49J
ENUMA CHAIN / カラーチェーン 420SR レッド 110L SPJ
DUNLOP / リアタイヤ K180 120/80-12 55J
DOMINO / グリップ A450 レーシングタイプ レッド×ブラック
MOTONE / バーエンドミラー TURISMO 100mm
MOTONE / バーエンドミラーアダプター EXACTA 22.2/25.4mm 中空ハンドル用
EFFEX / イージーフィットバー ブラック
SP TAKEGAWA / エアフィルターキット レッドエレメント
BIKERS / オイルフィラーキャップ レッド
G-Craft×PLOT / コラボ WHシート
OVER Racing / TT-Formula RS+PRO Mini L フルチタン

モンキー125カスタム 公式WEBサイト https://www.plotonline.com/custom-diver/honda/monkey125-2025-mcs

Z900RS 限凸(げんとつ):Mk.2

丸Zの限界から角Zへ。カワサキZの歴史はMk.2が一つの区切りになった。Z1000Mk.2は「Z」と呼ばれるより「マーク2」の名で通っている。硬派ながら美しくも見えるその外観は、唯一無二の存在だ。

写真は現行車や高年式車両に“当時”のテイストを付与する、「ドレミコレクション」から発売のMk.2外装を主軸とし、それに相応しい部品への換装で、Z900RSの性能をアップデートさせたフルカスタム。カスタムに限界はない! 自分達の「好き」を上乗せし続けた、“限界突破(限凸/げんとつ)”した仕様にカスタマイズされている。

アルミのサブフレームはウッドストック製を採用。このアイテムは、一つのアルミブロックから削り出されたことで剛性はもちろん、独特の輝きや質感を獲得した同社渾身の傑作。

2024年に満を持して販売開始となった、ブレンボ製アップグレードキャリパー「GP4MS」も導入。同アイテムは削り出し、モノブロック構造、冷却フィン、ニッケルコーティングなど、すべてが最高レベルの逸品。ブレンボ製キャリパーの装着にあたり、周辺部品はブレンボ代理店を担う、プロトのオリジナルパーツを駆使。

BREMBO / ブレーキディスクキット Super Sport Z900RS 18-20/Φ320
BREMBO / GP4-MS ラジアル CNC モノブロック 4P キャリパー ニッケルコーティング レッドロゴ 左右セット φ30 取付ピッチ:108mm
EFFEX / イージーフィットバーPlus ブラック
Woodstock / サブフレーム(サイド)/シルバー
DOREMI COLLECTION / ポイントカバーセット Z1タイプ
Woodstock / サブフレーム(サイド)/シルバー
DOREMI COLLECTION / ジェネレーターカバー Z1タイプ
Titanium Power / チタン ラジエーターコアガード
PLOT / クールテック TYPE-R
NOJIMA / GT手曲 DLCチタンフルエキゾースト
DOREMI COLLECTION / Z1000 Mk.2 スタイル 塗装済み外装セット ブルー
DOREMI COLLECTION / Z1000 Mk.2 スタイル 塗装済み外装セット ブルー
DOREMI COLLECTION / Z1000 Mk.2 スタイル 塗装済み外装セット ブルー
GALE SPEED / TYPE N アルミニウム鍛造ホイール リア R550-17 GLD
OVER Racing / スイングアーム Type10

Z900RS 限凸(げんとつ):Mk.2 公式WEBサイト https://www.plotonline.com/custom-diver/kawasaki/z900rs-2025-mcs

Z900RS Z1000R Lawson Style

Z900RSをベースに、「ドレミコレクション」のZ1000R・ローソンレプリカ外装キットでカスタマイズ。キットの価格は41万8000円(税込)。外装キットは無塗装での販売だが、オーダー時に注文すれば、ライムグリーンR1カラー(写真)への塗装も可能。塗装済みバージョンは、外装キットにペイント代16万5000円をプラスした58万3000円(税込)。

外装キットのほか、ポイントカバー、ジェネレーターカバー、エンジンスライダー、コアガード、ラジエターサイドアクセサリー、スリップオン式メガホンエキゾーストマフラーなどで武装。

ドレミコレクション Z1000R Lawson Styleの公式WEBサイト https://shop.doremi-co.com/view/category/ct1584

プロトのオリジナル電動スクーター「PEV600シリーズ」

PEV600……21万7800円(税込)

プロントキャリア+宅配ピザ用バッグ装着例。
フロントキャリア+トップケース装着例。

「PEV」はPlot Electirc Vehicleの頭文字で構成された、プロトのオリジナル電動モビリティのブランド名。原付一種モデルとして、2024年末より「PEV600」のデリバリーを開始。三十三銀行、京都銀行、ドミノピザなどのビジネスシーンでも採用されている。

PEV600 メーカー公式WEBサイト https://www.plotonline.com/pev/

PEV600 CROSS(参考出品)

PEV600 CROSSは「遊べる電動モビリティ」をコンセプトに開発。乗って楽しい、趣味にも使える便利なコミューターとして2025年秋にデリバリーを目指して開発中。

同車は正立型フロントフォークとツイン式リアショック。前後のブレーキはディスク式。前後に14インチのスポークホイールとブロックパターンタイヤを採用。電動モーターからリアホイールへの駆動はドライブチェーンを導入。

PEV600 pro Series(参考出品)

「PEV600 pro Series」はビジネスシーンでの使用を想定して開発中の電動スクーター。原付一種と原付二種の2モデルを発売予定。

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