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ディテール解説
SDMSやTCSは、メーターパネルを見ながらハンドル左のスイッチで設定できます。SDMSはA・B・Cの3つの走行モードが選べ、Aモードは最もシャープなスロットルレスポンス、Bモードはスロットルレスポンスがややマイルド、そしてCモードは穏やかな出力特性で、雨天時などに有効です。
TCSは3モード+OFFから選択可能で、最大限に介入するのが濡れた路面など悪条件での走行に向いているモード3。TCS介入時は、TCインジケーターが点滅で知らせてくれます。
6軸の車体姿勢を常に把握する「XT」では、バンク角に応じたABSの介入を可能としています。前輪ブレーキへの入力がバンク角に応じて一定圧に達した場合、リヤブレーキへ自動に増圧させ車体を安定。コーナリング中であれば、ラインのトレースをサポートしてくれるのです。感度レベルの違う2つのモードが選べ、モード1はシステムによるサポートを最小限に抑えています。
また停止後、ブレーキを放しても約30秒間リヤブレーキを自動的に作動させ、再スタートする際のスムーズな発進をサポートする「ヒルホールドコントロールシステム」や、下り坂を走行時に勾配に応じてABSの作動を最適化し後輪リフトを減らす「スロープディペンデントコントロールシステム」なども搭載。先進的な電子制御装置がライディングをより安全に、より快適なものにしてくれ、大きな安心感をもたらしてくれるのでした。