街乗りはなかなか厳しかったけれど……。|CBR1000RR-R SP 1000kmガチ試乗①

一般公道での乗り味を語ることに、果たして、意味はあるんだろうか? 車名のRが1つ増えた新世代のファイアブレード、CBR1000RR-Rを体験した僕は、思わず、そんなことを考えてしまった。ただし、どんなにサーキットに特化したキャラクターでも、このバイクには保安部品が付いているのだ。となれば、市街地走行やツーリングでの印象を語ることに、意味がなくはない……だろう。そんなわけで、一般公道における新世代RR-Rの素性を探るべく、約1000kmの距離を乗り込んでみることにした。

REPORT●中村友彦(NAKAMURA Tomohiko)
PHOTO●富樫秀明(TOGASHI Hideaki)

※2020年7月9日に掲載した記事を再編集したものです。
価格や諸元、カラーバリエーションが現在とは異なる場合があります。

CBR1000RR-R SP
CBR1000RR-R SP
2019年型CBR1000RRの軸間距離/装備重量が1405mm/195kgだったのに対して、2020年型CBR1000RR-Rは1455mm/201kg。意外なことに新世代のRR-Rは、大きく、重くなっているのだ。もっとも実際のライディング中に、そのあたりが気になることはまったくなかった。

主要諸元

車名(通称名):CBR1000RR-R SP
型式:2BK-SC82
全長×全幅×全高:2100mm×745mm×1140mm
軸間距離:1455mm
最低地上高:115mm
シート高:830mm
キャスター/トレール:24°/102mm
エンジン種類/弁方式:水冷4ストローク並列4気筒/DOHC 4バルブ
総排気量:999cm³
内径×行程:81.0mm×48.5mm
圧縮比:13.2:1
最高出力:160kW(218PS)/14500rpm
最大トルク:113N・m(11.5kgf・m)/12500rpm
始動方式:セルフスターター
点火方式:バッテリー&コイル(フルトランジスタ点火)
潤滑方式:ウェットサンプ
燃料供給方式:フューエルインジェクション
トランスミッション形式:常時噛合式6段リターン
クラッチ形式:湿式多板
ギヤ・レシオ
 1速:2.615
 2速:2.058
 3速:1.700
 4速:1.478
 5速:1.333
 6速:1.214
1・2次減速比:1.630・2.500
フレーム形式:ダイヤモンド
懸架方式前:テレスコピック倒立式 オーリンズNPX Smart EC
懸架方式後:スイングアーム オーリンズTTX36 Smart EC
タイヤサイズ前後:120/70ZR17 200/55ZR17
ホイールサイズ前後:3.50×17 6.00×17
ブレーキ形式前:油圧式ダブルディスク
ブレーキ形式後:油圧式シングルディスク
最小回転半径:3.8m
車両重量:201kg
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
燃料タンク容量:16L
乗車定員:2名
燃料消費率国交省届出値:21km/L(2名乗車時)
燃料消費率WMTCモード値・クラス3-2:16km/L(1名乗車時)

ライター紹介

中村友彦

2008年頃に一念発起し、サーキット通いと草レース参戦を始めた、2輪雑誌業界23年目のフリーランス。当初のサーキットにおける愛機はカワサキZRX1200ダエグだったものの、後にトライアンフ・デイトナ675に乗り換え、数年前からはヤマハTZR250を愛用中。どうして排気量が徐々に小さくなっているかと言うと、走り込むうちに、身の丈を知ったからである。

著者プロフィール

中村友彦 近影

中村友彦

1996~2003年にバイカーズステーション誌に在籍し、以後はフリーランスとして活動中。1900年代初頭の旧車…