秋川渓谷を望む古民家カフェ御根家。ランチもおいしい。|檜原村【東京・奥多摩ツーリング/第三十二回】

島しょ部を除いた東京都唯一の村である「檜原村(ひのはらむら)」。ここは全体のおよそ9割を森林が占める自然豊かな村でありながら、都心から1時間ちょっとでアクセスできるエリア。今回はそんな檜原村にある古民家カフェ、御根家をご紹介します。

REPORT●村上 菜つみ(MURAKAMI Natsumi)
PHOTO /ILLUST●高橋 克也(TAKAHASHI Katsuya)
檜原村・御根家

 武蔵五日市駅から秋川沿いにバイクで15分。金~日曜日の週末限定でオープンしている古民家カフェ「御根家」にやって来ました。お店は川より高い位置にありますが、川のせせらぎが聞こえてきて心地良い雰囲気。営業時間外は民泊施設として使われているそうです。

檜原村・御根家
温かみのある手描き看板がお出迎え。エントランスの前にはテラス席もあります。

 古民家を改装したという御根家。看板を除くと大きな装飾はなく、まるで友人の家に遊びに来たかのような雰囲気があります。お店の裏手には秋川渓谷を望むテラス席があり、河川敷まで降りていける小道もありました。食後に川辺を散策したら気持ちがよさそうです。

檜原村・御根家
お庭にはいくつかの木が植えられています。ちょうど紅葉が赤く色づく時期でした。
檜原村・御根家
こうして見ると、まるで普通の民家に遊びに来たような感覚になります。
檜原村・御根家
板間の店内席。掘りごたつになっているので、足を下ろしてリラックスできます。

 お店の中は暖色の明かりが灯る落ち着いた雰囲気。店内にはカウンター席をはじめ、テーブル席や座敷席があります。靴を脱がずにくつろげる席があるのは、ライダーとしてありがたいですね。天気の良い日はぜひ渓谷を望むテラス席へ。川のせせらぎが心地良いですよ。

檜原村・御根家
大きな窓から景色を楽しめる席。一枚板のテーブルがおしゃれです。
檜原村・御根家
入口を入ってすぐのカウンター席は土足でOK。ブーツのまま入れるのはありがたいです。
檜原村・御根家
障子越しに降り注ぐ日の光が優しく店内を照らしていました。格子の装飾が美しい。
檜原村・御根家
およそ1年かけて古民家を改装したオーナー。華やかな笑顔がすてきです。

 築60年の家をおよそ1年かけて改装・開店した御根家。改装はオーナーがほぼ一人で行ったそう。「疲れた人が自然の中でゆっくりできる空間を」というコンセプトの通り、外から聞こえてくる自然の音を聴きながらお茶を飲んでいると、とってもリラックスできます。

檜原村・御根家
店内にきらびやかな装飾はなく、シックでモダンな雰囲気でまとめられています。
檜原村・御根家
壁に掛けられた時計がカチコチと静かに時を告げています。
檜原村・御根家
ふと窓辺を見るとアルコールランプが。夕方に灯すこともあるのかな?
檜原村・御根家
板間の大きなテーブルでのんびりプレートランチを頂きます。

 メニューは人気のプレートランチのほか、デザートやドリンクを用意。「身体に優しく、なるべく旬のものを」と思いながら料理を考えられているそう。人気のプレートランチはハンバーグ・カレー・生姜焼きから選べます。付け合わせのサラダは檜原産の野菜を使用しています。

檜原村・御根家
雑穀ご飯とハンバーグのプレート。見た目以上にボリュームがありました。
檜原村・御根家
食欲をそそるスパイシーなキーマカレー。プレートランチはドリンク付きです。
檜原村・御根家
ワッフルはホイップクリームとアイスが添えられていました。サクサクで美味しい!
檜原村・御根家
ソファでくつろぎながら自然を満喫。デザートプレートはドリンク付きで700円です。

 檜原街道沿いにあるカフェ・御根家。築60年の民家とは思えない和モダンな空間と、秋川渓谷の自然に癒やされました。これからの行楽シーズン、檜原エリアにお出かけの際はぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。ただし、営業日が週末限定なのでご注意を。

御根家(One-Ya)

〒190-0213
東京都西多摩郡檜原村下元郷43-1
TEL:090-2155-5364
営業時間:12:00~16:00
定休日:月~木曜日

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村上菜つみ