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吸気系は大径&ショート化駆動系チューンも楽しめる
スクーターの速さを司る部分といえば駆動系。新型が登場するたびに気になるのが、それらの構成パーツが同じなのか、変わったのかという点。そこで新旧NMAXのパーツを比較したのが左の写真。結果を先にいうと、パーツの違いはあるものの性能的なポテンシャルは先代譲りで、駆動系チューンによるパフォーマンスアップも可能だ。


対して大きく違ったのが吸気系。スロットルボディは内径こそ同じだが、2/3程度にまでショート化され、吸気ポートはチューニング車のように拡大されている。抜けの良いマフラーを装着したら化けそうだ。カムイ八王子の瀧田さんも「これはすごい、早くボアアップしたいです!」と大興奮。結論。新型NMAXはイジれば大化けの可能性大!
ENGINE


大径吸気バルブの採用により、ポートも拡大。より多くの混合気を取り込めそう。吸気マニホールドの切削具合(右)を見ればその差は歴然だ。先代モデルとは取り付けピッチも違う。

スロットルボア径こそφ28㎜で同じだが、形状も大きく異なる。ワイヤーの取り回しが違うため先代モデル用のパーツは流用不可。
CVT
太くて長い先代(幅25.5㎜/長さ890㎜)に対して新型は細くて短い(幅24㎜長さ875㎜)。


仕上げが若干異なるものの、可動域やトルクカム溝の角度も同じだった。先代モデル用の社外製パーツが使えるのも嬉しい。

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モトチャンプ2021年8月号
新型 NMAXのすべて
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ライバルPCX&先代モデル比較試乗
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