目次
スズキ Vストローム250SX……56万9800円(税込)
チャンピオンイエローNo.2(YU1)
パールブレイズオレンジ(QVN)
グラススパークルブラック(YVB)
SXのSはスポーツ、Xはクロスオーバーを意味
スズキは2022年4月にインドで発売を開始し、人気を獲得したスポーツアドベンチャーモデル「Vストローム250SX」を、国内に導入すると発表。2023年8月23日より発売する。
Vストローム250SXの「S」はスポーツ、「X」はクロスオーバーを意味。スズキからは現行モデルとして、空冷4ストローク並列2気筒SOHC2バルブ248ccエンジンを採用し、前後17インチホイールを採用した下記の「Vストローム250」をラインナップし、人気を獲得中だ。
一方、新型のVストローム250SXは、「ジクサー250」や「ジクサーSF250」に搭載の、油冷4ストロークSOHC4バルブ単気筒249ccエンジンを採用。前後ホイールは前19インチ・後17インチの異径サイズを装着。前後タイヤはセミブロック調パターンを導入し、「Vストローム250」よりもオフロード寄りのスタイルと走りを演出。
最高出力は単気筒ながら、2気筒のVストローム250(24馬力)を凌ぐ26馬力を発揮。デザインはレトロな雰囲気のVストローム250や、丸みのあるVストローム650とは異なり、角ばったボディラインが特徴なVストローム1050/800系のもの。
新型のVストローム250SXのポイントは、油冷単気筒エンジン搭載車ならではの軽さ。水冷2気筒エンジンを搭載するVストローム250が車両重量191kgなのに対し、Vストローム 250SXの車重は164kgを実現。ハイパワーエンジン+車体の軽さにより、軽快なライディングを可能としている。
スズキ Vストローム250SXはココがポイント!【エンジン系】
26馬力を発揮する油冷単気筒SOHC4バルブ249ccエンジン
軽く、小さく、シンプルな単気筒SOHC4バルブ249ccエンジンは、冷却方式に油冷を採用。高出力でありながら、環境性能に優れたエンジンとなるよう開発された。
スズキの持つ技術が惜しみなく投入されたこのエンジンは、最高出力19kW(26PS)を発揮。低回転域で粘りのあるトルク感を演出しながら、中高回転域では気持ちの良い加速感を実現。また軽量なエンジンは運動性能にも大きく寄与し、スリムな車体と相まってライトウェイトアドベンチャーの楽しさを体現している。
SUZUKI OIL COOLING SYSTEM (SOCS)
スズキ独自の冷却システム「SOCS(Suzuki Oil Cooling System)」を採用。これはエンジンの燃焼室周りにオイルジャケットと呼ばれる冷却回路を作成し、そこにオイルを通す事で冷却する方式。潤滑とは独立した回路とし、オイルクーラーで冷やしたオイルを直接オイルジャケットに速い速度で通す事でエンジンを冷却している。
また、オイルジャケットの中にバウンダリーレイヤーブレーカーと呼ばれる突起を作ることにより、オイルの流れる速度を変化させ冷却効率をアップ。なお、放熱の要となるオイルクーラーは大きさを最適化。さらに渋滞などの無風状態における放熱を考慮し、電動冷却ファンを装備。
SUZUKI ECO PERFORMANCE (SEP)
優れた燃費性能と高いエンジン性能を高次元でバランスさせたSEP※(Suzuki Eco Performance)エンジンを搭載。平成32年(令和2年)国内排出ガス規制に対応し、優れた耐久性や操作性を兼ね備えている。
※SEPとは、燃焼効率を上げ、フリクションロスを低減することにより、パワーを落とすことなく、低燃費を実現したエンジンの総称。
フリクションロスの低減を実現したピストン
ピストンスカートを中心にシナジーサークルテクスチャコーティングを施すことで、必要な油膜を保持すると同時に、スカートの左右端に縦溝を配置して余分なオイルを整流、排出することでフリクションロスの低減を実現。
最新のELECTRONIC FUEL INJECTION
センサーは吸気圧や吸気温などのデータを監視・記録し、走行条件に合わせて理想的な量の燃料を供給・噴射。これにより様々な走行条件において、スムーズでダイレクトかつリニアなスロットル応答が可能。
ABS(アンチロックブレーキシステム)を標準装備
ABS(アンチロックブレーキシステム)を標準装備し、フロントには直径Φ310mmの大径ディスクを導入。リヤには直径Φ220mmディスクを採用し、高い制動力を確保。
スズキ Vストローム250SXはココがポイント!【足周り】
フロント19インチ・リヤ17インチのホイール&タイヤ
軽量10本スポークのアルミ製キャストホイールを採用。またフロント100/90-19M/C 57S、リヤ140/70-17M/C66Sのタイヤを装着。フロント19インチとセミブロック調パターンのタイヤにより、安定した走行性能に加え、未舗装路での良好なグリップと軽快なハンドリングを提供。
未舗装路の走行も想定したサスペンション
市街地での移動手段だけでなく、郊外のワインディングロードやツーリング先で遭遇する未舗装路など、様々な道を楽しめるアドベンチャーマインドを刺激するサスペンションを搭載。
フロントフォークは正立タイプを採用。ストローク量は120mmとし、しなやかな路面追従性を発揮。リヤサスペンションは、7段階のプリロード調整が可能なスイングアーム式を採用。操縦性と路面追従性を高め快適な乗り心地を実現し、2人乗りや荷物の積載状況に合わせたセッティングを行うことが可能。
スズキ Vストローム250SXはココがポイント!【外観】
Vストロームシリーズ共通の「クチバシ」デザインを採用
ひと目で分かる、Vストロームシリーズ共通の「クチバシ」デザイン要素を継承。街にも自然にも溶け込むSX(スポーツクロスオーバー)の名を体現し、冒険心をくすぐるタフで機能的なデザインを採用。ウインドスクリーンは徹底した走行テストを重ね、コンパクトでありながら高い防風性を備え快適なライディングに貢献。
グラフィックは「スポーティでありながら洗練された印象を与え、スポーツアドベンチャーツアラーの血統を受け継ぎながら、都会的なスタイルを併せ持つイメージにデザイン。
アドベンチャーイメージをより演出するアンダーカウルも標準装備。
視認性に優れたLEDランプ類
ヘッドランプは3列に並んだ8個のLEDを採用。ロービーム点灯時は上段と下段5個のLEDが点灯し、ハイビーム点灯時は中段を含めた8個すべてのLEDが点灯する。
ポジションランプはヘッドランプの両サイドに配置。八角形のヘッドランプは堅牢かつタフなイメージを演出し、存在感をアピール。リヤコンビネーションランプにもLEDを採用。導光板を使用した三角形の形状は、スリムでシャープな外観を演出し、夜間でも高い被視認性を確保。
アドベンチャーテイストを煽るナックルカバー
アドベンチャーツアラーのイメージを高めたナックルカバーを標準装備。長時間の走行でも、快適性を高め、疲労を軽減。
短くてコンパクトにデザインされたマフラー
短く、コンパクトにデザインされたマフラーは、本体色にブラックを採用。デュアルテールエンドカバーもブラックとしながらも、艶の違いでコントラストを強め、引き締まった外観を強調。低中速域の力強さと共に心地よいサウンドを実現。
快適な乗り心地のセパレート型シートを採用
シートはスポーティな印象を与えるだけでなく、ライダーとパッセンジャーに快適な乗り心地を提供。シート表皮は、グリップ力が高い素材を使用。また、ボリュームのあるクッション素材を採用することで、広い座面と合わせ、長距離ツーリングでの疲労軽減と高い安定性を実現。またフロントシート先端を細くすることで足着き性にも貢献。大型リヤキャリアの最大積載量は6kg。
上面にラバーを採用したフットレスト
スチール製フットレストは、上面にラバーを採用。これによりライダーの足に伝わる振動が低減。また、ラバー表面はライダーの足をホールドする形状にデザイン。
スズキ Vストローム250SXはココがポイント!【ユーティリティ】
フル液晶ディスプレイのインストルメントパネル
フル液晶ディスプレイを用いたインストルメントパネルは、背景が黒のネガティブ液晶を採用。ライダーに必要な様々な情報をすっきりとした見やすいレイアウトで、コンパクトなディスプレイに表示。
液晶ディスプレイ内には、スピードメーター、タコメーター、ギヤポジションインジケーター、時計、燃料計、エンジン回転インジケーター、オイルチェンジインジケーター、オドメーター、トリップメーター、平均燃費計、瞬間燃費計、電圧計などを表示。
また、ディスプレイの左右には、エンジン警告灯、ターンシグナルインジケーター、マスタウォーニングインジケーター、エンジン機温警告灯、エンジン回転インジケーター、ハイビームインジケーター、ABS警告灯、ニュートラルインジケーターを配置。
※インジケーターランプは撮影用に点灯させたもの。
スマホ等の充電に欠かせないUSBソケット
ンストルメントパネルの左側には、スマートフォン等の充電に便利なUSBソケットを装備。イグニッションオンでブルーに点灯する導光帯式LEDを採用し、暗い場所での使い勝手に配慮。
※洗車時や雨天時は使用しないでください。また、USBケーブルを抜き、キャップを取り付けてください。
※定格5V2A、アイドリングやエンジン停止中にUSBソケットを使用すると、バッテリーあがりの原因となります。
ワンプッシュで始動が可能な「スズキイージースタートシステム」
ワンプッシュで始動が可能なスズキイージースタートシステムを装備。クラッチレバーを握った状態でスターターボタンを押すと 一定時間スターターモーターが回転。ECM(エンジンコントロールモジュール)が始動状況を認識してスターターモーターを止めるしくみ。
販売店装着のアクセサリー
トップケース 27L……1万9800円(税込)
色:未塗装ブラック
素材:樹脂製
サイズ:高さ290×幅390×奥行400mm
容量:27L
最大積載量:3kg
※取り付けにはトップケースアダプタープレート(別売:99144- 00A02-00J)が必要です。
※輸入品の為、納品に数ヶ月要する場合がございます。あらかじめご了承ください。
トップケースアダプタープレート……5170円(税込)
色:未塗装ブラック
素材:樹脂製
※トップケース27L(別売:99140-00A20-27J)を取り付ける際に必要です。
※本製品に直接荷物を積むなど単独でのご使用はできません。
※輸入品の為、納品に数ヶ月要する場合がございます。あらかじめご了承ください。
アクセサリーバー……1万5400円(税込)
※本用品は、転倒時に車体を保護するものではありません。
※輸入品の為、納品に数ヶ月要する場合がございます。あらかじめご了承ください。
ローシート……2万5520円(税込)
色:ブラック
※標準装備品シートを取り外して装着します。標準装備品シートより着座面が約25mm低くなります。
※輸入品の為、納品に数ヶ月要する場合がございます。あらかじめご了承ください。
タンクパッド……5500円(税込)
仕様:V-STROM SXロゴ入り
※輸入品の為、納品に数ヶ月要する場合がございます。あらかじめご了承ください。
タンクプロテクション……5500円(税込)
色:透明
仕様:左右セット
※輸入品の為、納品に数ヶ月要する場合がございます。あらかじめご了承ください。
グリップヒーター……3万3000円(税込)
仕様:全周ヒーター
左右セット
3段階温度調整機能付
※標準装着品グリップを取り外して装着します。接着剤99000-34230(別売¥4,070消費税込)をご使用ください。
リムデカール(黄)……8030円(税込)
色:イエロー
仕様:V-STROM SXロゴ入り
12枚入り/1ホイール分(1台分は2セット必要です)
※輸入品の為、納品に数ヶ月要する場合がございます。あらかじめご了承ください。
リムデカール(赤)……8030円(税込)
色:レッド
仕様:V-STROM250SXロゴ入り
12枚入り/1ホイール分(1台分は2セット必要です)
※輸入品の為、納品に数ヶ月要する場合がございます。あらかじめご了承ください。
スズキ Vストローム250SX 主要諸元
型式 8BK-EL11L 全長 / 全幅 / 全高 2,180mm / 880mm / 1,355mm 軸間距離 / 最低地上高 1,440mm / 205mm シート高 835mm 装備重量 ※2 164kg 燃料消費率 ※3 国土交通省届出値:定地燃費値 ※4 44.5km/L (60km/h) 2名乗車時 WMTCモード値 ※5 34.5km/L (クラス2、サブクラス2-2)1名乗車時 最小回転半径 2.9m エンジン型式 / 弁方式 EJA1・油冷・4サイクル・単気筒 / SOHC・4バルブ 総排気量 249cm3 内径×行程 / 圧縮比 76.0mm × 54.9mm / 10.7 最高出力 19kW 〈26PS〉 / 9,300rpm 最大トルク 22N・m 〈2.2kgf・m〉 / 7,300rpm 燃料供給装置 フューエルインジェクションシステム 始動方式 セルフ式 点火方式 フルトランジスタ式 潤滑方式 圧送式ウェットサンプ 潤滑油容量 1.8L 燃料タンク容量 12L クラッチ形式 湿式多板コイルスプリング 変速機形式 常時噛合式6段リターン 変速比 1速 2.500 2速 1.687 3速 1.315 4速 1.111 5速 0.954 6速 0.826 減速比(1次 / 2次) 3.086 / 3.076 フレーム形式 ダイヤモンド キャスター / トレール 27°00' / 97mm ブレーキ形式(前 / 後) 油圧式シングルディスク[ABS] / 油圧式シングルディスク[ABS] タイヤサイズ(前 / 後) 100/90-19M/C 57S / 140/70-17M/C 66S 舵取り角左右 35° 乗車定員 2名 排出ガス基準 平成32年(令和2年)国内排出ガス規制に対応
※1 主要諸元は道路運送車両法による型式指定申請書の数値です。(シート高を除く)
※2 装備重量は、燃料・潤滑油・バッテリー液を含む総重量となります。
※3 燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用環境(気象、渋滞等)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります。
※4 定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です。
※5 WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます。