英国のオークションに納屋で発見された2台のヒストリックカーが登場

英オークションに出品される「ジャガー Eタイプ」と「ロールス・ロイス シルバーシャドウ」発見の背景

ハンプソン・オークションズは、7月28日に開催される「オウルトン・パーク・ゴールド・カップ・セール」に納屋で発見されたロールス・ロイス シルバーシャドーとジャガー Eタイプを出品する。
ハンプソン・オークションズは、7月28日に開催される「オウルトン・パーク・ゴールド・カップ・セール」に納屋で発見されたロールス・ロイス シルバーシャドーとジャガー Eタイプを出品する。
英国ウィンスフォードを拠点とするオークションハウス「ハンプソン・オークションズ(Hampson Auctions)」は、7月28日にオールトンパーク・サーキットで開催されるオークションイベント「オールトンパーク・ゴールド・カップ・セール(Oulton Park Gold Cup sale)」に、多様なセレクションを持ち込む。この中には、最近納屋で発見されたロールス・ロイスやジャガー Eタイプが含まれている。

Rolls-Royce Silver Shadow / Jaguar E-type 4.2

フラッグシップイベントに登場する貴重な車両

オールトンパーク・ゴールド・カップ・セールに登場するハンプソン・オークションズのコレクションには、写真の1956年型「ブリストル ドロップヘッド クーペ」が含まれる。
オールトンパーク・ゴールド・カップ・セールに登場するハンプソン・オークションズのコレクションには、写真の1956年型「ブリストル ドロップヘッド クーペ」が含まれる。

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「英オークションに出品される「ジャガー Eタイプ」と「ロールス・ロイス シルバーシャドウ」発見の背景」の1枚めの画像
ハンプソン・オークションズは、7月28日に開催される「オウルトン・パーク・ゴールド・カップ・セール」に納屋で発見されたロールス・ロイス シルバーシャドーとジャガー Eタイプを出品する。

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オールトンパーク・ゴールド・カップ・セールに出品される、1978年型「マセラティ メラクSS」。

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「英オークションに出品される「ジャガー Eタイプ」と「ロールス・ロイス シルバーシャドウ」発見の背景」の3枚めの画像
オールトンパーク・ゴールド・カップ・セールに出品される、「フェラーリ 308GTB ヴェトロレジーナ」。

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「英オークションに出品される「ジャガー Eタイプ」と「ロールス・ロイス シルバーシャドウ」発見の背景」の4枚めの画像
1970年型「ジャガー Eタイプ 4.2リッター 2+2」は、1986年から40年以上も納屋で保管されていた個体。これからレストが施されることになる。

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オールトンパーク・ゴールド・カップ・セールに出品される、1975年型「フェラーリ ディーノ 308 GT4」。

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「英オークションに出品される「ジャガー Eタイプ」と「ロールス・ロイス シルバーシャドウ」発見の背景」の6枚めの画像
オールトンパーク・ゴールド・カップ・セールに出品される、1973型「BMW 2002 Tii」。

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オールトンパーク・ゴールド・カップ・セールに登場するハンプソン・オークションズのコレクションには、写真の1956年型「ブリストル ドロップヘッド クーペ」が含まれる。

ハンプソン・オークションズは、1987年にマークとジェフリー・ハミルトンにより「ハンプソン・モーターセールス」として設立。マーク・ハミルトンの引退後は息子のザック・ハミルトンにより、クラシックカーを専門に扱う最高級レベルのオークションハウスとして、ヨーロッパにその名を馳せている。

今回、彼らがフラッグシップイベントに位置付けている「オールトンパーク・ゴールド・カップ・セール」に、貴重なヒストリックカーコレクションを多数出品することが明らかになった。その中には、文字通り納屋で発見された2台、1970年型「ジャガー Eタイプ 4.2リッター 2+2」と 1975年型「ロールス・ロイス シルバーシャドウ」が含まれる。

この他にも、完璧にレストアされたばかりの1956年型「ブリストル ドロップヘッド クーペ」、わずか154台のみが製造された右ハンドルの「フェラーリ 308 GTB」、走行距離わずか2万9000kmの1978年型「マセラティ メラクSS」など、珠玉のコレクションがオールトンパークに登場する予定だ。

納屋で発見された2台の英国製クラシック

1970年型「ジャガー Eタイプ 4.2リッター 2+2」は、1986年から40年以上も納屋で保管されていた個体。これからレストが施されることになる。
1970年型「ジャガー Eタイプ 4.2リッター 2+2」は、1986年から40年以上も納屋で保管されていた個体。これからレストアが施されることになる。

今回、マネージングディレクターのザック・ハミルトンは、飛び回るニワトリを追い払い、ウールワース納屋で発見された2台の貴重な英国製ヒストリックカーを“発掘”した。この1970年型「ジャガー Eタイプ 4.2リッター 2+2」は、1986年からホコリを被ったまま納屋に保管され続けていた個体だ。

Eタイプは、1970年代半ばに売り手の亡き夫が、21歳の誕生日に自分へのプレゼントとして購入。以来、亡き夫はこの美しいクーペを家族のために使い続けていた。ところが、ウールワース自宅外に駐車していたところ、車両窃盗犯から盗まれそうになったため、鍵付きの納屋に保管ことになった。そして、その後40年近く手つかずのまま納屋に放置されることになったという訳だ。

数年後、この納屋のコレクションに 1975年型「ロールス・ロイス シルバーシャドウ」が加わった。こちらも数十年、ジャガーと共に納屋でホコリを被ることになる。どちらの車両も保存状態があまり良くないため、完全なレストアが必要。ノーリザーブで出品されることから、やり甲斐を求めるカーエンスージアストにとっては最高の素材となりそうだ。

マリン・コレクション・オークションにおいて、10億円を超える落札額を記録した1938年製「ブガッティ タイプ 57C アラヴィス スペシャルカブリオレ」。

「落札金額10億円超」マリン自動車博物館の「ブガッティ タイプ 57C アラヴィス」が記録更新

グッディング&カンパニー(Gooding & Company)が主催した「マリン・コレクション・オークション(Mullin Collection Auction)」に、ブガッティの貴重なヒストリックモデルが数多く出品され、予想落札価格を上まわる価格で落札された。中でもブガッティ タイプ 57C アラヴィス スペシャルカブリオレは、10億円を超える金額で落札されている。

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ゲンロクWeb編集部 近影

ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…