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BMW X1 × Mercedes-Benz GLA
インテリアと使い勝手はどうか?
新型BMW X1はインテリアも一気にモダン化。ピュアEVモデルのiXをベースに開発されたとあって、湾曲する横長カーブドディスプレイや、コントロールパネル一体型のフローティング式アームレストが未来的なムードを強調する。ギヤのセレクターもスイッチ式となり、アームレスト部へコンパクトに収納された。また、ワイヤレス充電機能付きスマートフォントレイがセンターコンソールの前に設置されたのも新しい。スマートフォンを立てて置くことができるので、いちいち持ち上げずとも画面の情報を確認することができる。また、USB-Cポートを4基、12V電源ソケットも2基搭載する。
一方、メルセデス・ベンツ GLAのインテリアの景色は最新メルセデスファミリーですっかりお馴染みになったもの。タブレットを横倒しにしたようなメーター+インフォテインメント一体型の巨大ディスプレイをダッシュボード上に設置。レバー型シフトセレクターやセンターコンソール上のタッチパッド、ドア側に設置したシートアジャスターなども、「いつもの形でいつもの場所に」置かれている。メルセデスオーナーであれば、GLAからGLSまで、どのモデルに乗りかえてもすぐに操作に馴染むことができるはずだ。
リヤシートの居住性を比較
いずれもコンパクトクラスながら、後席の快適性も大事にしている。X1、GLAともに後席は40:20:40の分割可倒式を採用し、調整可能なバックレストと、前後スライド機能を搭載。スライド幅は、X1が13cm、GLAが14cmとなっている。数値的にも機能的にもほぼ互角な内容と言えそうだが、座り心地はどうなのか? こればかりは実際に座ってみないとわからないので、新型X1の国内導入時に比較してみたい。
車両本体価格
では、気になる値段についてはどうだろうか。現在国内に導入されているメルセデス・ベンツ GLAの車両本体価格は532万〜556万円である。新型BMW X1は発売前で価格も明らかにされていないが、昨今の情勢を鑑みると現行の2代目モデルの国内販売価格486万〜555万円を上回る価格帯になってもおかしくない。BEVともなればさらに高くなるだろう(ちなみにメルセデスのEQAは733万円〜)。ただし、プラグインハイブリッドやBEVであればCEV補助金が受けられるという恩恵もある。
最新X1の市場導入は、2022年10月の予定。まずは2種類のガソリンエンジンモデルから販売をスタートし、続いて2022年11月にプラグインハイブリッドモデル「X1 xDrive25e」と「X1 xDrive30e」、BEVモデル「iX1 xDrive30」が投入される。X1を製造するのはドイツ・レーゲンスブルク工場。内燃機関、プラグインハイブリッド、BEVの3モデルがひとつの組立ラインを流れるのは今回が初となる。