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sartoria officina
上質なオーダーメイド体験を提供
マサラティはミラノの歴史的な地区に新コンセプトの公式ストア&ショールーム「サルトリア・オフィチーナ(sartoria officina)」をオープンした。
「サルトリア(テーラーのアトリエ)」の洗練さと、「オフィチーナ(工房)」が持つエネルギッシュさを併せ持った新店舗は、マセラティが誇るイタリアン・ラグジュアリーとクラフトマンシップを大胆に表現。訪れたカスタマーは、ここで究極のスポーツカーをオーダーメイドすることができる。
建築デザインは米国・ニューヨークのデザイン事務所「Eight Inc.」と、マセラティが共同開発。従来の明るく無機質な自動車ショールームとは、一線を画すシックな雰囲気を持つ。イタリアン・ビューティーに彩られた空間は、静かなアートギャラリーに置かれた彫刻のように、ドラマチックなスポットライトを浴びてクルマが展示されている。
マセラティのダビデ・グラッソCEOは、「サルトリア・オフィチーナ」について次のようにコメントした。
「マセラティは、新車開発だけでなく、ラグジュアリーなショールーム体験においても、お客様のためにすべてをデザインしています。新しいストアコンセプトは、イタリアン・ラグジュアリーを通して、情熱・革新・美という、私たちの価値観を表現しています。私たちは、お客さまが自分だけのマセラティを作ることによって、その情熱を体現することを願っています」
LEDウォールを背景にニューモデルを展示
イタリアンスタイルのエスプレッソやワイン、コールドプレス・ジュースなどを提供するバースペースや、コンフィギュレーションのカウンターとして機能する大きなアイランドキッチンを備えた、モダンなリビングスペースが、カスタマーを迎える。隣接するショーウィンドウには、LEDウォールを背景に1台のピックアップ車両が展示される。
インテリアはイタリアの田舎町を思わせるアースカラーを基調とし、カッシーナ・カスタム・インテリアが手がけたコンテンポラリーな家具やディスプレイを配置。スライド式ガラスパネルの奥には、ホイールやステアリングホイール、レザーサンプルなどが、ジュエリーのように展示されている。
新ストア&ショールームでは、マセラティが誇るカスタマイズプログラム「フオリセリエ」を介して、世界に1台しかないマセラティをデザインすることができる。豊富なエクステリアカラーやトリム、インテリアのレザーやステッチが用意されており、その組み合わせは無限大と言えるほど。
「サルトリア・オフィチーナ」は、ミラノでのワールドプレミアに続き、2022年末までに香港、上海、メルボルン、マドリッド、ベルリンのマセラティ店舗に導入。2023年にはロサンゼルス、トロント、ロンドン、東京などの都市でも、このコンセプトが採用された店舗がオープンする。