目次
Ferrari 488 Challenge EVO
富士を皮切りに5ラウンドを開催
フェラーリ・チャレンジ・ジャパンは、英国に続き世界で2番目のトロフェオ・ピレリの単一国内シリーズとして、2023年シーズンから新たにスタート。フェラーリが開発したワンメイク用レーシングカー「488 チャレンジ EVO」を使用し、開幕戦の富士スピードウェイを皮切りに、全5ラウンドが日本各地のサーキットで行われる。
全日本スーパーフォーミュラ選手権のサポートレースとして行われた新生フェラーリ・チャレンジ・ジャパンは、予選から決勝にかけて絶好のコンディション下で、22台のフェラーリ 488 チャレンジ EVOによって白熱のバトルが繰り広げられた。
今田との僅差のバトルを制した内田
トップカテゴリーのピレリ・クラスは、スーパー耐久シリーズやワンメイクレースで豊富な経験を持つ内田優大がレース1とレース2を制覇。シェルクラスも香港出身のエリック・ローがレース1とレース2で連勝を飾っている。
レース1決勝、ポールポジションからスタートした内田優大は、抜群の蹴り出しを決めてレースをリード。しかし、2番手につける今田信宏がラップごとにその差を縮め、終盤はテール・トゥ・ノーズの激しいバトルが展開される。それでも内田はわずか0.3秒差で今田を抑え切り、開幕戦を勝利で飾った。
「第1戦は車両トラブルから、まともに練習走行もできず、ぶっつけ本番で予選に挑みましたが、何とかボールポジションを獲得できました。そして、決勝も何とか優勝できました」と、内田は自身のSNSで喜びを語っている。