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MERCEDES-BENZ E-CLASS
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BMW 5 SERIES
クラス最長のホイールベースを有する5シリーズ
比較対象とするグレードは、新型Eクラスが「E220d（欧州モデル）」で、5シリーズは同じくディーゼルエンジン搭載モデルの「523d」。両車ともAWD仕様をピックアップした。
現行型よりもホイールベースが22mm延長された新型Eクラスだが、5シリーズと比べると14mm短く、全長も26mm短い。とはいえ、新型Eクラスの後席足元スペースはSクラス同等の広さが確保されているとアナウンスされており、数値以上のゆったり感が味わえることだろう。また、全幅と全高はいずれも約10mm差と大きな違いはない。
メルセデス・ベンツ E220d 4MATIC
全長4949×全幅1880×全高1469mm
ホイールベース2961mm
車両重量＝1975kg
BMW 523d xDrive Luxury
全長4975×全幅1870×全高1480mm
ホイールベース2975mm
車両重量＝1750kg
日本市場は19インチからか？
どちらも標準では18インチのタイヤ＆ホイールを履く。5シリーズの方が幅広なタイヤをチョイスしているが、現在日本で販売されている現行型「E220dスポーツ」はフロント245/40R19、リヤ275/35R19が標準装備となっており、日本市場では変更される可能性が高い。
メルセデス・ベンツ E220d 4MATIC
タイヤサイズ＝225/55R18
トレッド（前/後）＝1629/1643mm
BMW 523d xDrive Luxury
タイヤサイズ＝245/45R18
トレッド（前/後）＝1600/1625mm
単体でも強力なエンジンにモーターのアシストも
ともに2.0リッターディーゼルを搭載する。エンジン単体で比較した場合、新型Eクラスが最高出力で7PS、最大トルクで40Nm上回っており、トランスミッションも1速多い9速で優位に立つ。さらに、Eクラスにはモーターのアシストもプラスされる。現行型と同じく、いわゆるマイルドハイブリッドシステムを搭載しているが、新型では出力が2kW増大された。
メルセデス・ベンツ E220d 4MATIC
エンジン形式＝直列4気筒ディーゼルターボ
排気量＝1993cc
エンジン最高出力＝197PS/3600rpm
エンジン最大トルク＝440Nm/1800-2800rpm
モーター最高出力＝17kW
モーター最大トルク＝205Nm
トランスミッション＝9速AT
BMW 523d xDrive Luxury
エンジン形式＝直列4気筒ディーゼルターボ
排気量＝1995cc
最高出力＝190PS/4000rpm
最大トルク＝400Nm/1750-2500rpm
トランスミッション＝8速AT
新型は現行型より全体的に大型化
最後に、現行型に対して新型がどう変わったのか、主要スペックを比較してみよう。ディメンションはまんべんなく大きくなっており、新型はより居住性が高まっていることが予想される。
これに対して、エンジンやモーターのスペックに大きな数値上の変化はなく、小規模なブラッシュアップにとどめられている。
メルセデス・ベンツ E220d 4MATIC新旧比較
全長＝＋14mm
全幅＝＋28mm
全高＝＋9mm
ホイールベース＝＋22mm
車両重量＝＋80kg
エンジン最高出力＝－3PS
エンジン最大トルク＝±0
モーター最高出力＝＋2kW
モーター最大トルク＝－3Nm
※数値はすべて本国仕様の現行型比
