【スクープ！】次期型「アウディ A5 アバント」として登場予定のプロトタイプがほぼカモフラなしでテスト走行

公開日 2024/03/04
スクープ
著者石川徹

「A4」改め「アウディA5 アバント」のプロトタイプが、ほとんどカモフラージュ無しでテスト走行する様子を捉えた。

「アウディA5」ファミリーの後継モデルは、現在、テストの最終段階に入っている。今回撮影に成功したスパイショットには、外装のカモフラージュがほとんど取り払われたステーションワゴンが写っている。これは新型の「A4アバント」ではなくA5としてデビューするだろう。

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AUDI A5 Avant

現行のA4がA5として登場

内燃機関（エンジン）を搭載するモデルには、奇数番号が車名に与えられることになる。 — 内燃機関（エンジン）を搭載するモデルには、奇数番号が車名に与えられる。

昨年、アウディはモデルレンジのネーミング構造を変更する計画を発表した。内燃機関を搭載するクルマには奇数番号を、電気自動車には偶数番号を与えるという使い分けを始める。したがって、現在A4として販売されているモデルはA5に改名され、より大型のA6はA7ファミリーに移行する。A4とA6は、将来的にBEVとなる計画だ。

エクステリアは新しいデザイン言語を採用

新しいデザイン言語によって、より洗練された印象を受ける次期型A5 アバントのテスト車両。 — 新しいデザイン言語によって、より洗練された印象を受ける次期型「アウディ A5 アバント」のテスト車両。

新型「アウディ A5 アバント」のプロトタイプを見る限り、アウディはステーションワゴンにも先に紹介した「スポーツバック」同様のデザイン言語を採用するようだ。フロントグリルの六角形は現行モデルを踏襲しているが、薄く幅広い形状に変わっているのが分かる。バンパーもより彫刻的なイメージで、現行のRS4を彷彿とさせる両サイドの縦長エアインテークが印象的だ。

スリムな形状のテールライトは、左右がLEDで接続されている可能性がある。また、コンパクトなリヤウィンドウによって、ルーフスポイラーが際立って見える印象を受ける。

セダンの存在は？

充電ポートがないことや、リヤバンパーに組み込まれたデュアルエキゾーストパイプから判断すると、このプロトタイプはプラグインハイブリッドではないだろう。これまでに判明している限りでは、新型A5はスポーツバックもアバントもガソリンエンジンを搭載してデビューする。プラグインハイブリッド車も設定されるが、完全な電気自動車は新しい命名方法に従ってA4として登場するだろう。

なお、セダンに関しては、今のところテスト車両の目撃情報がない。そのため、アウディはA5をスポーツバックとアバントのみで販売する戦略ではないかと噂されている。今のところ正式な情報はないが、分かり次第ご紹介する。