【IMSA】ランボルギーニ SC63がセブリング12時間で米国デビュー

IMSAセブリング12時間に参戦する「ランボルギーニ SC63」はWECデビュー戦同様にまずは完走を狙う

今週末に開催されるIMSA第2戦「セブリング12時間」で、米国デビューを飾るランボルギーニ SC63。
今週末に開催されるIMSA第2戦「セブリング12時間」で、米国デビューを飾るランボルギーニ SC63。
2024年シーズンのIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第2戦「モービル1・セブリング12時間レース」が、3月15〜16日にかけてセブリング・インターナショナル・レースウェイで開催される。このレースで、ランボルギーニのLMDh規定プロトタイプレーシングカー「SC63」が米国デビューを飾る。

Lamborghini SC63

WECカタールに続く2戦目の実戦

今週末に開催されるIMSA第2戦「セブリング12時間」で、米国デビューを飾るランボルギーニ SC63。
ランボルギーニ SC63は、2週間前に開催されたWEC開幕戦でレースデビューを飾っており、今回のセブリング12時間は2戦目のレース走行となる。

ワークスチームのランボルギーニ・アイアン・リンクスは、今週末に開催されるセブリング12時間レースに、63号車のランボルギーニ SC63を投入。ドライバーは、マッテオ・カイローリ、アンドレア・カルダレッリ、ロマン・グロージャンの3名が担当する。

ランボルギーニ SC63は、2週間前にカタールのルサイル・インターナショナル・サーキットで開催された、世界耐久選手権(WEC)開幕戦「カタール1812kmレース」でレースデビューを果たし、15位でフィニッシュ。かつての飛行場跡地に建設されたセブリング・インターナショナル・レースウェイは、カタールとは全く異なる環境となるため、SC63は大幅なセットアップの変更が実施された。

ミシュラン・エンデュランス・カップも併催される過酷な耐久イベントは、トップカテゴリーのGTPクラスに加え、GTDクラスには5台の「ウラカン GT3 EVO2」も登場する。

マシンにもドライバーにも厳しいセブリング

厳しコーナーやバンプの多いセブリング・インターナショナル・レースウェイは、ドライバーだけでなく、マシンにも厳しいサーキット。写真はSC63をドライブする元F1ドライバーのロマン・グロージャン。
厳しコーナーやバンプの多いセブリング・インターナショナル・レースウェイは、ドライバーだけでなく、マシンにも厳しいサーキット。写真はSC63をドライブする元F1ドライバーのロマン・グロージャン。

ランボルギーニ・アイアン・リンクスは、WEC開幕戦カタールと、ほぼ同じターゲットを掲げて今回のセブリング12時間に臨む予定だ。ロングディスタンスのレースでは信頼性を重視し、総合的なパフォーマンスを向上させながら、マシンへの理解を深めていくことになる。カタールでは10時間を走り切り、330周を走行。クルーは貴重なデータをチームに持ち帰った。

コース長6.019km、17のコーナーが待ち受けるセブリング・インターナショナル・レースウェイは、IMSAカレンダーの中で最も過酷なサーキットのひとつ。路面の変化やコーナーバリエーションが豊富なため、ドライバーに厳しいだけでなく、12時間にわたってサーキットのバンプに耐えるだけの強靭な足まわりが必要とされている。チームには元F1ドライバーのロマン・グロージャンが所属しており、彼の豊富な経験がチームの大きな力になるはずだ。

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