期待の新鋭「マセラティ MC20」と「ランボルギーニ ウラカン」をスペックで比較

イタリアン・スーパースポーツの新鋭「マセラティ MC20」とベストセラー「ランボルギーニ ウラカン」を比較

マセラティ MC20とランボルギーニ ウラカン テクニカ
マセラティ MC20とランボルギーニ ウラカン テクニカ
「マセラティ MC20」は、セクシーなプロポーションと官能的なエンジンサウンドを持つイタリアン・スーパースポーツの新鋭だ。そんなMC20は、このカテゴリーを長らくリードしてきた「ランボルギーニ ウラカン」と、スペック面でどのように異なるのかチェックした。

MASERATI MC20
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LAMBORGHINI HURACAN

MC20よりもコンパクトな「ベイビー・ランボ」

どちらも魅惑的なボディラインが特徴のスーパースポーツカーであるが、ディメンションを見ると、マセラティ MC20のほうがランボルギーニ ウラカンよりもひとまわり大きいことがわかる。

ただし、MC20が大柄であるというよりは、ウラカンが「ベイビーランボ」の異名をとることからもわかるように、非常にコンパクトであると言ったほうが適当かもしれない。

マセラティ MC20

ボディサイズ=全長4669mm×全幅1965mm×全高1221mm
ホイールベース=2700mm
車両重量=1500kg
タイヤサイズ=245/35ZR20(前)305/30ZR20(後)

ランボルギーニ ウラカン テクニカ

ボディサイズ=全長4567mm×全幅1933mm×全高1165mm
ホイールベース=2620mm
車両重量=1379kg
タイヤサイズ=245/30R20(前)305/30R20(後)

ダウンサイジングターボか大排気量のNAか

F1でも採用されているプレチャンバーを備えた最新の3.0リッターV型6気筒ツインターボエンジンを搭載するMC20に対し、ウラカンは今では希少な大排気量の5.2リッターV型10気筒自然吸気エンジンを採用している。

両車の最高出力はほぼ互角であるが、そのドライブフィールは大きく異なることだろう。

マセラティ MC20

エンジン形式=V型6気筒ツインターボエンジン
排気量=3000cc
最高出力=630PS/7500rpm
最大トルク=730Nm/3000-5500rpm
トランスミッション=8速DCT
駆動方式=2WD(MR)

ランボルギーニ ウラカン テクニカ

エンジン形式=V型10気筒自然吸気ガソリンエンジン
排気量=5204cc
最高出力=640PS/8000rpm
最大トルク=565Nm/6500rpm
トランスミッション=7速DCT
駆動方式=2WD(MR)

価格帯は互角だがバリエーションの豊富さはウラカンに軍配

車両本体価格は、両車ともに約3000万円程度となっている。オプションなどを考慮すれば、両車の価格の差は皆無と言ってもよいだろう。なお、MC20はクーペとそのオープン版「チェロ」の2モデル構成だが、ウラカンはスパイダーモデルやAWDモデル、さらにはクロスオーバーモデル「ステラート」まで多様なラインナップを取り揃えているという特徴がある。

将来的には、MC20にもさまざまなバリエーションが追加される可能性はあるが、現時点ではウラカンのほうがバラエティに富んだラインナップであると言えるだろう。ただしウラカンのフルモデルチェンジはいつ行われてもおかしくないほど近いとの噂もある。

車両本体価格

マセラティ MC20 3200万円
ランボルギーニ ウラカン テクニカ 2999万2917円

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