「メルセデス・マイバッハ EQS 680 SUV」がヨーロッパでの販売をスタート

最高級フル電動SUV「メルセデス・マイバッハ EQS 680 SUV」が米国に続き欧州にも導入「最高出力658PS」

「メルセデス・マイバッハ EQS 680 SUV」の走行シーン。
メルセデス・ベンツは、2023年のアメリカ市場に続き、最上級フル電動SUV「メルセデス・マイバッハ EQS 680 SUV」の欧州におけるオーダー受付を開始した。
メルセデス・ベンツは、最高級フル電動SUV「メルセデス・マイバッハ EQS 680 SUV」を米国に続き、ヨーロッパ市場に導入する。現在、ドイツを含むヨーロッパ各国のディーラーにおいて、オーダー受け付けがスタートした。

Mercedes-Maybach EQS 680 SUV

専用エレメントを導入したエクステリア

「メルセデス・マイバッハ EQS 680 SUV」のエクステリア。
メルセデス・ベンツ EQS SUVをベースに、マイバッハ・ブラックパネルグリルなど、専用エレメントを多数採用。ピンストライプをあしらったマイバッハ伝統の2トーンペイントも選ぶことができる。

メルセデス・ベンツが展開するEVラインナップの頂点に位置するフラッグシップSUV「メルセデス・マイバッハ EQS 680 SUV」は、最高出力658PS(484kW)、最大トルク950Nmを発揮する2モーター「4MATIC」電動ドライブトレインを搭載。0-100 km/h加速は4.4秒、最大航続距離は612km(WLTPサイクル)、最高速度は電子リミッターで210km/hに制限される。

マイバッハ・エンブレムやマイバッハ・ブラックパネルグリルなど、専用エレメントを配したエレガントなエクステリアデザインを採用。カスタマーの希望に応じて、フィリグリーピンストライプをあしらったマイバッハ伝統の2トーンペイントなど、様々なカラーの組み合わせを選ぶことも可能だ。また、オプションの「ナイトシリーズ・パッケージ」は、ダークでモダンなエクステリアをアピールすることができる。

ヨーロッパに導入されるマイバッハ EQS 680 SUVには、デジタルビークルキーが採用された。ドライバーは対応するAppleデバイス(iPhoneかApple Watch)を携帯するだけで、ドアの開閉や電動パワートレインの始動を行うことが可能。AirDropやiMessageなどのメッセージプラットフォームを介して、最大16人までキーを共有することができる。

室内にサステナブルな天然素材を採用

「メルセデス・マイバッハ EQS 680 SUV」のインテリア。
ファーストクラスのようなラグジュアリーなインテリアは、植物タンニンなめし革など、サスティナブルな天然素材が採用されている。

ラグジュアリーなインテリアは、ロックを解除すると同時に、完璧にレイアウトされた照明エレメントがパッセンジャーを出迎える。フロントとリヤには自動コンフォートドアを標準装備。室内はエレガントなラウンジのようにデザインされ、五感をやさしく刺激する快適性が提供される。

フロントには3基のディスプレイに、メルセデス・マイバッハ専用スタートアップアニメーションを備えた「MBUX ハイパースクリーン」を導入。フロントのシートバックにも2基の11.6インチディスプレイが搭載されており、リヤシートでも様々なエンターテイメントを楽しむことが可能となっている。

標準装備のBurmester製「4Dサラウンド・サウンドシステム」は、ユニークな音楽体験を約束。NVH(ノイズ/振動/ハーシュネス)対策を徹底することで、特にリヤシートに最高レベルの快適性を実現した。アンビエントライトやマイバッハ専用インテリア・フレグランスをカスタマイズできる、幅広いオプションも用意されている。

シートやトリムには、メルセデス・ベンツの市販モデルとしては初採用となる持続可能性を持った天然素材「植物タンニンなめし革」を採用。今回、レザーの供給元に対しては、製造過程において違法な森林伐採などを行っていないことが徹底されている。

メルセデスの最高級フル電動SUV「メルセデス・マイバッハ EQS 680 SUV」の走行シーン。

メルセデス・マイバッハ初のフル電動モデル「EQS 680 SUV」が米国を皮切りに中国と欧州に導入

メルセデス・ベンツは、最高級フル電動SUV「メルセデス・マイバッハ EQS 680 SUV」の販売を、間もなく米国で開始する。さらに中国市場には2024年春から導入、次いで欧州での販売も予定されている。現時点で日本市場への導入時期は未定となっている。

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ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…