「キャデラック エスカレード」と「トヨタ センチュリー」日米最上級ショーファーSUV対決

日米最上級ショーファーSUV「キャデラック エスカレード」と「トヨタ  センチュリー」を比較

キャデラック エスカレードとトヨタ センチュリー
キャデラック エスカレードとトヨタ センチュリー
アメリカン・ラグジュアリーの体現者である「キャデラック エスカレード」は、日本的な感性を散りばめた「トヨタ センチュリー」とは対極をなす存在だが、その一方で、堂々たるボディを持つSUVという点では共通している。そんな両車をスペック面から比較してみよう。

CADILLAC ESCALADE × TOYOTA CENTURY

ボディサイズはエスカレードが上回るが…

まずは「キャデラック エスカレード」と「トヨタ センチュリー」のボディサイズを較べてみよう。どちらも圧巻のサイズの持ち主であることは言うまでもないが、両車を比較するとエスカレードのほうがひとまわり大きいことがわかる。

ただ、エスカレードが3列シートを備えた7人/8人乗り仕様であるのに対し、センチュリーは4人乗り仕様のみとなっている。つまり、乗員1人あたりのスペースという点ではセンチュリーに軍配が上がる。

これは快適性にも直結するシートの構造に大いに影響与えるだろう。多人数乗車を重視するか、それとも後席に座るVIPの快適性を重視するか。この点が両車を比較検討する際の重要なポイントになるかもしれない。

キャデラック エスカレード プラチナム

ボディサイズ=全長5400mm×全幅2065mm×全高1930mm
ホイールベース=3060mm
車両重量=2740kg
タイヤサイズ=275/50R22

トヨタ センチュリー

ボディサイズ=全長5205mm×全幅1990mm×全高1805mm
ホイールベース=2950mm
車両重量=2570kg
タイヤサイズ=255/55R20

パワートレインはどちらも「唯一無二」

心臓部に搭載されるのは、エスカレードが6.2リッターV型8気筒OHVエンジン、センチュリーが3.5リッターV型6気筒にモーターを組み合わせるプラグインハイブリッドだ。

それぞれのパワートレインの性格は大きく異なるが、いずれのパワートレインも日本国内では唯一無二の存在であることを考えると、どちらを選んだとしても最上級モデルとしての特別感は存分に味わうことができるだろう。

キャデラック エスカレード プラチナム

エンジン形式=V型8気筒 OHV ガソリンエンジン
排気量=6156cc
最高出力=416PS/5800rpm
最大トルク=624Nm/4000rpm
トランスミッション=10速AT
駆動方式=AWD

トヨタ センチュリー

エンジン形式=V型6気筒ガソリンエンジン+モーター(プラグイン・ハイブリッド)
排気量=3456cc
最高出力=262PS/6000rpm
最大トルク=335Nm/4600rpm
トランスミッション=電気式CVT
駆動方式=AWD

大きな開きのある価格、その理由は?

それぞれの国を代表するショーファーモデルであるエスカレードとセンチュリーであるが、両車の価格は意外にも大きな開きがある。

一見すると両車の機能装備に大きな差は見られないが、センチュリーは顧客のニーズに応えるフルオーダーシステムを採用している点など、ソフト面においても一般的なモデルとは一線を画している。こうした点が、両車の価格差の一因と言えそうだ。

車両本体価格

キャデラック エスカレード プラチナム 1740万円
トヨタ センチュリー 2500万円

3列シートのミニバン「トヨタ アルファード」とSUV「キャデラック エスカレード」。サイズは大きく異なり、エスカレードが全長で405mmと全幅で215mm上回り、ホイールベースも60mm長い。

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迫力あるエクステリア、広々とした室内そしてラグジュアリーを兼ね備え、人気を集めるアルファード/ヴェルファイア。いまや唯一無二の存在といえるが、輸入車に目を向けると、同様かそれ以上の存在感を放つモデルが存在する。その最右翼が、ビッグモデルひしめくアメリカ車の中でも随一のサイズと高級感を有するエスカレードだ。日本車最大級のアルファードでさえ、サイズ面でエスカレードに及ばないのは明白だが、具体的にその差はどれほどのものなのだろうか。

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