ラグジュアリーミニバン「レクサス LM」に待望の6座席仕様を追加

6座仕様「レクサス LM500h “version L”」が登場「多人数乗車でもすべてのパッセンジャーを快適に」

6人乗り仕様「レクサス LM500h ”version L”」の走行シーン。
レクサスのラグジュアリーミニバン「LM」に、6人乗り仕様の「LM500h ”version L”」が追加された。
レクサスは、ラグジュアリーミニバン「LM」の国内仕様に、6座仕様の「LM500h ”version L”」を追加設定した。「LM500h ”version L”」は、全国のレクサス店を通じて、5月9日から発売を開始している。

LEXUS LM500h “version L”

4座仕様に続き待望の6座仕様を追加

6人乗り仕様「レクサス LM500h ”version L”」のインテリリア。
フラッグシップモデルとして2023年に投入された4座仕様の「EXECUTIVE」に続き、より大人数での移動に対応した6座仕様の「version L」が追加されることになった。

初代レクサス LMは、主に中国やアジア地域でのショーファードリブンMPVの需要に応えるべく、2020年に販売をスタート。4座/7座仕様をラインアップし、幅広いカスタマーから大好評を得た。2023年に投入された新型LMは、ラグジュアリーマーケットにおける価値観の変化を受けて、車名が意味する「ラグジュアリームーバー」としての存在意義をあらためて見直し、全面刷新を実施した。

現行LMのインテリアデザインは、前席はドライブに集中できる機能性と上質感を兼ね備え、後席はゆったりと過ごせる広さと仕立てのいいシートやトリム、そしてあらゆる時間の過ごし方に対応できるさまざまな装備を用意。日本国内では、フラッグシップモデルとして4座仕様車の「EXECUTIVE」を発売。多くのカスタマーから高い評価を受けることになった。

今回追加された6座仕様車の「version L」は、6名乗車に対応しながらも「EXECUTIVE」同様に「素に戻れる移動空間」をコンセプトに開発。クルマとしての素性を徹底的に鍛え上げ「対話のできる走り」を追求したほか、ドライブする楽しさと、乗り心地や静粛性を両立している。

6座仕様車では、ビジネスやプライベートを含む、カスタマーの様々な利用シーンを想定し、開放感と見晴らしに配慮。多人数乗車においてもパーソナル感を尊重し、リラックスできる室内環境づくりに力点が置かれている。

6名全員がリラックスできる空間を実現

6人乗り仕様「レクサス LM500h ”version L”」のインテリリア。
6座仕様車は、どのシートでも快適に過ごせるよう、パッケージングに考慮してシートを配置。写真の3列目シートも前後左右のパッセンジャーとの距離が十分に確保された。

LMのインテリアは、カスタマーが素に戻れる時間を提供すべく、人間中心の考え方に基づいた精緻なつくり込みが実施された。室内高のあるパッケージを生かしながら、広く心地よい空間を水平・垂直を基調としたシームレスなデザインで表現。自宅のリビングのように、くつろげる世界観が追求されている。

今回、登場した6座仕様車は、どのシートでも快適に過ごせるよう、パッケージングに考慮してシートを配置。大人6名がゆったりと座れるよう、前後左右のパッセンジャーとの距離が十分に確保された。

開放感・見晴らしに配慮しながら、前後左右に広がりのあるトリムやオーバーヘッドコンソールを配し、多人数乗車においてもパーソナル感を尊重。2列目シートには左右席それぞれにマルチオペレーションパネルを装備し、ルーフの後席オーバーヘッドコンソールは3列目シートからの使用性にも配慮した。また、助手席のヘッドレストは前方への可倒、上下調整が可能となっており、後席の開放感と見晴らしにも配慮している。

パッセンジャーに最適な車内環境の実現をサポートする「リヤクライメイト・コンシェルジュ」は、エアコン、シートポジション、サンシェード、照明などを統合制御するシステム。4種類のプリセットモード「Dream」「Relax」「Focus」「Energize」に加えて、パッセンジャーの好みに応じてカスタマイズできるモードも用意された。

インテリアカラーは「ソリスホワイト」と「ブラック」を設定。「ソリスホワイト」にはカッパーカラーのアクセントを組み合わせ、華やかさの中にも心地良さが感じられるモダンプレミアムな世界観を表現。一方の「ブラック」は黒の中にダークグレーを加え、ニューフォーマルな世界観をアピールしている。

リヤシート・スライドドアトリムには、コントロールパーフォレーションを施した表皮を採用。精緻なグラデーション配置した現代的な柄のパンチングから、レイヤー構成の金属調加飾を透かせることで、先進且つモダンな世界観を実現している。

様々な用途に対応するインテリア

6人乗り仕様「レクサス LM500h ”version L”」のインテリリア。
6座仕様車は、ショーファー用途だけでなく、ビジネス用途での使用なども想定しており、どの座席に座ってもくつろげる空間と、多彩な装備が用意された。

室内での過ごし方が多様化することを受けて、LMは自宅のリビングルームのようにくつろげる空間や、ビジネスシーンにも対応できる空間など、多彩なニーズに応えつつも、自然体でいられる室内環境づくりに力点を置いた開発が行われた。

フロントシートバックには乗降性にも配慮した大型のバックボードクリップを配置。フロントシート後方のレッグ部には2列目シート専用のエアコン吹き出しをレイアウトした。センターコンソール後端には、アクセサリーコンセント(AC100V)、HDMI端子、ユーティリティボックスをレイアウト。蓋付きにすることで、機能性と意匠性を両立している。

2列目シートには、オットマン付きパワーシートと、頭部を支える大型ヘッドレストを完備。シート表皮は包まれるような安心感と快適な乗り心地を目指し、レクサス最高級本革「L-ANILINE」をチョイスし、上品な質感を演出している。また、シートヒーターとシートベンチレーションも標準装備し、シートヒーターはアームレストとオットマンにも搭載されている。

シートバックとシートクッションにはエアブラダーを内蔵し、大腿部から背中までを押圧するリラクゼーション機能を搭載。アームレスト内の格納式テーブルには、強度の高いマグネシウム製の天板を採用し、質感の向上や滑り止め・傷つき防止の機能性を持たせた表皮巻きとした。

6座仕様車には、2列目シートが最大480mmのスライドする電動スライド機構を導入。さらにアームレストにカップホルダーやマガジンラックを装備したほか、2列目シート下部には充電用USB端子(Type-C)も装備する。

自在なシートアレンジが可能に

6人乗り仕様「レクサス LM500h ”version L”」のインテリリア。
バックドア開口部には、「デッキサイド・セカンドパワーシート操作スイッチ」が配置されており、簡単に3列目を跳ね上げ、ラゲッジスペースを拡大することができる。

3列目シートには、マルチポジション・スペースアップシートを採用。2列目シートをリクライニングした状態でも、ラゲッジスペースが確保された。表皮には前席シートと同じセミアニリン本革を設定。3列目シート専用のトレイや充電用USB端子(Type-C)も装備する。

2列目シートには脱着可能なタッチ式コントローラータイプのリヤマルチオペレーションパネルを採用。6座仕様車では、アームレストに2基のリヤマルチオペレーションパネルを搭載し、左右席どちらからでも好みの操作を行うことが可能となっている。また、リクライニング時も体勢を変えず手元で操作できるよう配慮もされた。

バックドア開口部のデッキサイドには、「デッキサイド・セカンドパワーシート操作スイッチ」を設定。バックドア側から2列目シートをスライド&リクライニングすることで、干渉することなく3列目シートを跳ね上げ、ラゲージスペースを拡大することができる。

車両本体価格(税込)

LM500h “version L”:1500万円

【問い合わせ】
レクサス インフォメーションディスク
TEL 0800-500-5577

【関連リンク】
・レクサス公式サイト

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