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Lamborghini Huracan EVO “Minotauro”
ハンドペイントで絵を描くパオロ・トロイロ
「ミノタウロ」は、ハンドペイントアーティストのパオロ・トロイロ(Paolo Troilo)が、ウラカン EVOのドライブ中に感じたダイナミズム、パワー、そして心の奥底にある感情を、指先を使ってボディに描いた。
1972年にイタリア・タラントに生まれたパオロ・トロイロは、2007年にイタリア・アートディレクターズクラブのグランプリを受賞。2011年には第54回ベネチア・ビエンナーレにも選出された。ミラノを拠点に指を使った独自のタッチで絵を描き、独自のテクニックと力強い具象的な作風が世界中のアートシーンで高い評価を得ている。
ランボルギーニのマーケティングディレクター、クリスチャン・マストロは「ミノタウロ」について次のようにコメントした。
「パオロ・トロイロ、そして彼の芸術的な表現力との出会いは、私たちにとっても非常に刺激的な機会になりました。ランボルギーニにとってアートは慣れ親しんだ存在です。アートからのインスピレーションが常に私たちのクルマに影響を与えてきたのです。今回、我々の製品とそれがもたらす感動が、トロイロのような芸術家の感性と結びついたとき、ミノタウロのような他とは異なる特別な作品が生まれました。私たちはこの素晴らしい作品を心から誇りに思っています」
ウラカン EVOから得たインスピレーション
パオロ・トロイロがテーマとして採り上げるのは、男性の身体表現。今回、ウラカン EVOに描いた「ミノタウロ」は、ランボルギーニに出会ったときに彼自身の経験した感情が、ネーミングの由来となっているという。
今回、パオロ・トロイロは、ウラカン EVOへのオマージュとして、ランボルギーニのシンボルである雄牛と人間の融合であるミノタウロスをボディに描いた。サイドには神話上の怪物をイメージした男性の横顔が描かれ、不屈の力をアピール。そして、ボンネットに描かれた腕と握りしめた拳から伝わる力強さは、雄牛の角を連想させるものだ。
11月13日までミラノで一般公開
パオロ・トロイロは、今回のプロジェクトの完成に喜びを隠さない。
「私はゆっくりと流れる時間に魅了され喜び、カルチャーや美しさなどを成功の鍵になるものとして常に唱えてきました。そして、時に自分を変える出会いもあります。ランボルギーニ ウラカンEVOに対面して実際に乗ってみると、加速したりスピードを出したり勢いをつけたりすることで、同じエネルギーを放出できることに気がつきました」
「スピードを出す中で、空間が狭くなり、時間が歪み、そして風の音が大きくなるのを聞きました。私は流れるような風を感じ、その風を利用して、この感情のインスピレーションの源であるミューズ(女神)そのものであるウラカン EVOに、ミノタウロスの絵を描きました」
「ミノタウロ」は、11月4日から13日までミラノの「パラッツォ・セルベッローニ(Palazzo Serbelloni)」において、ルカ・ベアトリーチェのキュレーションによる「TROILO-MILANO SOLO ANDATA展」の一環として公開される。