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Chevrolet Equinox EV
高度な熱管理システムを搭載するGM製EV

雪、氷、そして極寒の気温をもたらす冬が到来した。どんな車両に乗るにしても、寒さへの備えは重要だ。GMが開発したバッテリー駆動EVには、バッテリーパックに高度なサーマルマネージメント(熱管理)システムが組み込まれている。
理想的なバッテリー温度を維持することは、バッテリーが最高のパフォーマンスを何年も維持するために最も重要な鍵となる。EVが充電中、車両は自動的にバッテリーを理想的な動作温度にキープ。冬の寒い日には暖め、夏の暑い日には冷却する機能を備えているのだ。
GM製EVは、搭載されるインフォテインメントシステムを介して、出発前に車内を暖めておくことも可能だ。乗り込んだときに車内は快適な温度に保たれ、オプションのフロントシートヒーターがあなたを温めてくれるだろう。ガソリン車やディーゼル車とは異なり、排気ガスのないEVは閉め切ったガレージの中でも車両を暖めることができる。家庭用充電器に接続している間に車両を暖めれば、航続距離を使わずに暖かい室内を手に入れることができるだろう。
GM製EVは、運転ルーティンに合わせて、毎日のプリコンディショニング・スケジュールの設定にも対応。予定外の旅行であっても、EVのキーやスマートフォンアプリのリモートスタート機能を使って、乗り込む前に車内を暖めておくことができる。
GM製EVに搭載されている「エコ・クライメート・モード」は、車内の暖房と冷房を最適化。バッテリーのエネルギーを最小限に抑えながら、最大限の快適性を提供する。エコ・クライメートは、暖気や冷気をパッセンジャーが座っている場所に向けて発することで、車内の使用されていない部分でエネルギーを浪費を防ぐ機能となる。
全てのEVに搭載される革新的技術「ヒートポンプ」は、車両を駆動する電気モーター、電気系統、ブレーキなどから排出される高温の空気から熱を吸収。通常なら無駄になるはずのエネルギーはすべてヒートポンプへと集められ、寒い日に車内を暖めるのに使われる。ヒートポンプは自動的に作動し、車内の暖房にバッテリーからの電力を使用することがなくなる。
寒い時期に効率良くEVを使うちょっとしたコツ

上記のように、インテリジェントなシステムが数多く組み込まれているGM製EVは、冬季間も安全かつ高性能、そして快適なドライビングができる。ただ、寒さはEVの航続距離に大きな影響を与えることも間違いない。ここでは、冬の間にEVを最大限に活用するのに役立つ、いくつかのちょっとしたコツを紹介しよう。
自宅で充電する場合、運転していないときは常にEVを充電器に接続する。こうすることで、バッテリーの残量を消費することなく、旅行前に車両を予熱することができる。GM製EVは過充電することなくバッテリーを満充電に保つため、走行準備が整うまでプラグを抜く必要は一切ない。
ステアリングヒーターやシートヒーターがあれば、それを使うこと。空調システムで車内全体を暖めるよりも、少ないエネルギーでパッセンジャーを温めることができる。また、減速するたびにエネルギーを回生し、車両のバッテリーへと蓄電する戻す「ワンペダルドライビング」をオンにすることも重要だ。
推奨されているタイヤ空気圧であることを必ず確認。ガソリン車やディーゼル車と同じように、EVのタイヤも気温が下がると空気圧が低下する。タイヤの空気圧が適切であれば、どのような状況であっても、より効率的に運転することができる。