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自動車デザインの祭典「オートスタイル・デザイン・コンペティション」

オートスタイル・デザイン・コンペティションは、世界の主要な自動車メーカーのデザイン部門や様々なデザインスタジオが発表した自動車デザインを集めた、業界で最も重要なイベントのひとつ。2004年、イタリアの自動車パーツメーカー「バーマン(Berman S.p.A)」の社長を務めるロベルト・アルティオリにより立ち上げられている。
第1回から第17回まではイタリア・マントバにおいて、プロのカーデザイナーや学生、カーデザインに関心のある人たちを対象に開催。多くの自動車メーカーのデザイン部門が、新車やプロトタイプのデザインコンセプトを発表している。
さらにイベントの最後には、自動車メーカーのデザイン部門の責任者で構成されるパネリストにより、コンペティションに参加した学生から12名の優秀作品を選出。過去の受賞者のなかには自動車メーカーのデザイン部門で重要なポジションを得た者も少なくない。
2021年は2020年に続き、世界的な新型コロナウイルス(COVID-19)の感染状況を鑑みて、完全なオンラインイベントとして開催を決定。下記のリンクから登録することで、誰でも様々な自動車メーカーやブランドのデザイナーたちによる貴重なプレゼンテーションを閲覧することができる。
ボルケルトがランボルギーニのデザインを解説

2021年のオートスタイル・デザイン・コンペティションは、10月7日からオンラインイベントとして公開。11月25日からは、ランボルギーニ・チェントロスティーレ(デザイン部門)のトップを務めるミティア・ボルケルトのプレゼンテーションも公開されている。
ボルケルトは、オートスタイル・デザイン・コンペティションの重要性について次のようにコメントしている。
「オートスタイル・デザイン・コンペティションは、ランボルギーニのデザイン部門にとっても非常に重要なイベントです。その素晴らしい内容だけでなく、何よりもカーデザインの世界でイタリアのプレゼンスを高める役割を担っています。現在はオンラインでの開催となっていますが、ここでカーデザイン業界のスペシャリスト、多くの自動車メーカー、そして若くて才能のあるデザイナーが一堂に会し、意見を交換したり自動車業界の現状について話し合うことで、様々なインスピレーションを得ることができます」
「今回のプレゼンは、ランボルギーニのデザインDNAが持つ強さと力、歴史を紡いでいくことにランボルギーニ・チェントロスティーレが貢献し、そして将来への指針を示す貴重な機会となるでしょう。このような素晴らしい機会を得られるのは、すべてこのイベントを立ち上げたロベルト・アルティオリのお陰と言っても過言ではありません。彼は何年にもわたって、私たちをこの素晴らしいイベントに迎え入れてくれました」
【関連リンク】
・オートスタイル・デザイン・コンペティション 公式サイト
https://autostyledesigncompetition.it