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ファクトリーの再開発を理由に2017年から中断

ヘセルの本社工場におけるファクトリーツアーは、総額1億ポンドを投資した再開発がスタートしたため、2017年11月に一時停止されていた。現在、ロータスにとっては最後の内燃機関モデルとなるエミーラの生産が、新設された最新鋭のアセンブリホールで本格稼働することを受けて、ファクトリーツアーも再開されることになった。
このファクトリーツアーは、最近発足したロータス・アドバンスド・パフォーマンス内のエクスペリエンス・チームによってプログラムがリニューアルされており、4月4日(月)から本格的にスタートする。予約は下記の専用サイトからすでに行うことができる。
ロータス・アドバンスド・パフォーマンスのディレクターを務めるサイモン・ランスは、ファクトリーツアー再開について次のようにコメントした。
「ヘセル工場のファクトリーツアーは、長年ロータスを語る上で欠かせないもので、大変な人気を集めていました。ただここ数年、現場は再開発作業に追われていて、お客様に来ていただくことができませんでした。エミーラの生産がスタートした今、ファクトリーツアーを再開する時がきたと、このように発表できるのを嬉しく思います」
最新設備を誇るエミーラのアセンブリホール

ファクトリーツアーに参加するゲストには軽食が用意され、まずはヘセル工場のリテールセンターに集合。ここでは未来のロータス・ショールームが、どのような姿になるのかを体験することができる。
その後、専門ガイドのもと、ヘセルにおいて紡がれてきたロータスの歴史を生き生きと体験することができる。エリーゼ、エキシージ、エヴォーラが製造されてきた工場の古い区画を歩き、続いて新設されたエミーラの生産ラインへと向かう。エミーラ製造工程には、ロータスとして初めて自動化技術が導入されており、その様子も実際に見学することができる。
ツアーには、ファクトリーに隣接する2.2マイルのテストトラック見学も含まれる。ここは開発中のモデルやレーシングカーのダイナミックテストに用いられている施設で、かつてジム・クラーク、マリオ・アンドレッティ、エマーソン・フィッティパルディ、アイルトン・セナといったレジェンドライバーたちが、ロータスのステアリングを握って走行してきた。
特定日にはクラシック・チーム・ロータスの見学も

ヘセル工場のファクトリーツアーは、毎週月曜日から木曜日に実施され、最大8名のグループで構成。1日2グループが10時と14時にスタートし、1回のツアーは約2時間となっている。
特定の日程には、クラシック・チーム・ロータス(Classic Team Lotus)への訪問を含む、ヘリテージツアーにアップグレードするオプションも用意されている。クラシック・チーム・ロータスは、主要施設とは道路を隔てた向かいにある独立した企業で、ロータスの創設者コーリン・チャップマンの息子であるクライブ・チャップマンが運営。ここには数え切れないほどのロータス製ヒストリックレーシングカーが展示されている。
ファクトリーツアーの参加費は95ポンド、ファクトリーツアーとヘリテージツアーのセットは140ポンドとなっている。18歳未満のゲストは大人の同伴が必要となっており、大人1名につき同伴できる子どもは2名まで。また、ヘセル工場を訪れた記念に、ツアー参加者には特別にデザインされたストラップとピンバッジがプレゼントされる。
【関連リンク】
・ロータス ヘセルファクトリツアー予約サイト
https://www.lotuscars.com/en-GB/factory-tours