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様々なレベルに合わせた充実のラインアップ
2023年、ロータス・ドライビング・アカデミーは毎月2回、木曜日、金曜日、土曜日に2.2マイルのヘセル・サーキットにおいて行われる。受講の予約はロータス・ドライビング・アカデミー予約サイトから行い、同サイトでは、ヘセルのファクトリーツアーにも申し込むことも可能だ。
2022年は3コースを展開していたロータス・ドライビング・アカデミーだったが、2023年からは新コースが追加され、すべてのカリキュラムが一新された全4コースが提供される。すべてのコースが、高い技術レベルを誇るインストラクターによる、安全に関するブリーフィングからスタート。どのコースもドライビングのレベルに合わせて、誰もが楽しめるメニューとなっている。
様々な経験を楽しめる4つのコース
「テイスト・オブ・ロータス(A Taste of Lotus)」は、インストラクターによる5分間のサーキット講習を受けた後、エミーラでヘセル・サーキットを走行。助手席に座ったインストラクターの指導のもと、ヘセルで10分間のセッションを2回実施。このコースは、ロータスを象徴するテストトラックで、エミーラをドライブしてみたい人に人気だという。
2023年から新たに登場したのが、「ダイナミック・エミーラ(Dynamic Emira )」。こちらは半日コースとなり、エミーラのツーリング・サスペンションとスポーツ・サスペンションのセットアップの違いを、実際に比較することができる。ヘセルの南テストコースで10分間のセッションを4回行い、インストラクターが事前に説明した車両特性を確認しながら、じっくりとセッティングを学んでいく。
走行セッションの合間には、エミーラを製造しているチャップマン・プロダクション・センターにおいてサブアッセンブリーエリアを見学。実際にどのような工程を踏んでサスペンションが組み立てられているのか、見学することができる。
全日コースの「イントロダクション・トゥ・スポーツカーズ(Introduction to Sports Cars)」は、アカデミーのインストラクターと20分間のドライビングセッションを行い、エミーラの基本的な操作方法や様々なドライブモードについて学ぶことができる。
こちらもエミーラを製造しているチャップマン・プロダクション・センターを含む、ヘセル・ファクトリー・ツアーに参加。ロータス本社から道路を隔てたところにある「クラシック・チーム・ロータス」のツアーも含まれており、歴史的なロータス製レーシングカーをたっぷりと堪能できる。
全日コースの「テーラーメイド・アドバンスド(Tailor-Made Advanced)」は、1名のインストラクターと3名の参加者で実施。スラローム、オーバーステア&アンダーステアなどのスキルトレーニングを行い、ラップタイムの更新など、ドライバー自身が設定した個人的な目標達成をサポートする。
アメリカやイタリアでもアカデミーを実施予定
それぞれのコースの価格は「テイスト・オブ・ロータス」が199ポンド、「ダイナミック・エミーラ」が450ポンド、「イントロダクション・トゥ・スポーツカーズ」が699ポンド、「テーラーメイド・アドバンスド」が960ポンド。申し込みはロータス・ドライビング・アカデミー予約サイトから行うことができる。
ロータス・ドライビング・アカデミーを管轄するロータス・アドバンスト・パフォーマンスのスチュワート・クラウチャーは、2023年のコース概要について次のようにコメントした。
「2022年初頭からロータス・ドライビング・アカデミーを再開し、何百人ものお客様にエミーラの素晴らしいドライビングダイナミクスを体験して頂きました。初年度は大成功を収めたと言えるでしょう」
「2023年はメニューを再検討し、魅力的な選択肢を増やすことができました。スポーツカーを運転したことがない方でも、ラップタイムを向上させたい経験豊富なレーサーでも、どなたにも楽しんでいただける内容になっています。また、ヘセル・ファクトリーツアーやクラシック・チーム・ロータスの見学など、素晴らしい一日を彩る“デザート”も用意されています」
ロータス・ドライビング・アカデミーは、英国・ヘセルに加えて、ユタ、ジョージア、アリゾナといったアメリカのロータス・エクスペリエンス・センターにおいて実施される予定。イタリア・ミラノ近郊にあるパヴィアでも、行われることが決まっている。
【関連リンク】
・ロータス・ドライビング・アカデミー予約サイト
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