日産フェアレディZ対BMW Z4「日独スポーツカーを比較する」

意外と因縁のある日独スポーツカー「日産フェアレディZ」と「BMW Z4」をサイズとエンジンと価格で比較

およそ1年前に発表された新型日産フェアレディZ。世界的な半導体不足などの影響を受け、納期が大幅に延びているようだが、この希少な伝統あるFRスポーツを求める人は尽きない状況だ。同じ“Z”の名を冠するBMWのZ4は、オープンモデルという違いこそあれ、スーパーGTでしのぎを削るトヨタ・スープラの兄弟車。今回は、そんな2モデルを比較してみたい。

NISSAN Fairlady Z
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BMW Z4

軽量さに分があるZ4

いずれも6気筒エンジンを搭載する最上級グレードで比較してみた場合、フェアレディZが全長で45mm(ホイールベースは80mm)長く、全高も10mm高いものの、全幅はZ4が20mm広い。サイズは近いがZ4の方がややワイド&ローであり、ショートホイールベースを採用したスポーツカーらしいスタイリングだ。

また、Z4はオープンモデルであるにもかかわらず、クローズドボディのフェアレディZより40kgも軽い。ちなみに、Z4の兄弟車スープラの車両重量はフェアレディZより100kgほど軽く仕立てられている。

日産フェアレディZ Version ST

全長4380×全幅1845×全高1315mm、ホイールベース2550mm
車両重量=1620kg(9速AT仕様)

BMW Z4 M40i

全長4335×全幅1865×全高1305mm、ホイールベース2470mm
車両重量=1580kg

豊富な選択肢のあるホイールサイズ

19インチの前後異径タイヤが標準装備されるのは両車共通。エントリーグレード(フェアレディZは標準グレードとVersion T、Z4ではsDrive 20i)では18インチが標準となるのも同様だ。

なお、Z4はどちらのグレードにも18インチと19インチのホイールが各種オプション設定されているので、足元の選択肢は豊富と言えるだろう。

日産フェアレディZ Version ST

タイヤサイズ=前255/40R19 後275/35R19
トレッド(前/後)=1555/1565mm

BMW Z4 M40i

タイヤサイズ=前255/35R19 後275/35R19
トレッド(前/後)=1595/1590mm

圧巻の400PSオーバーを誇るフェアレディZ

排気量は同じで、V型と直列という違いがある両車のエンジン。もはや説明不要の絶品フィーリングを味わえるBMW製の直6エンジンを搭載するZ4は、それだけで垂涎ものだが、数値ではフェアレディZのV6エンジンも負けてはいない。

Z4より18PSアップとなる405PSを誇るV6ターボは、1600rpmから5600rpmという広いパワーバンドを有する。また、Z4より1段多い9速ATだけでなく、6速MTという希少な仕様も選択可能というのが、うれしいところだ。とはいえ、どうしてもマニュアルが欲しいという場合は、スープラという選択肢も浮上してくるのだが……。

日産フェアレディZ Version ST

エンジン形式=V型6気筒ターボ
排気量=2997cc
最高出力=405PS/6400rpm
最大トルク=475Nm/1600-5600rpm
WLTC燃費=10.2km/リットル
トランスミッション=9速AT

BMW Z4 M40i

エンジン形式=直列6気筒ターボ
排気量=2997cc
最高出力=387PS/5800rpm
最大トルク=500Nm/1800-5000rpm
WLTC燃費=12.2km/リットル
トランスミッション=8速AT

豊富なグレード設定のフェアレディZ

最後に、両車のグレード展開を確認してみたい。フェアレディZに用意されているのは、以下の4グレードだ。
・フェアレディZ(6速MT/9速AT)=524万1500円
・フェアレディZ Version S(6速MT)=606万3200円
・フェアレディZ Version T(9速AT)=568万7000円
・フェアレディZ Version ST(6速MT/9速AT)=646万2500円

対するZ4は以下の2グレードを展開する。
・Z4 sDrive 20i(8速AT)=714万円
・Z4 M40i(8速AT)=894万円

フェアレディZは、日産の他モデル同様のグレード構成で、ベースグレードを基準とした4グレード。19インチタイヤ&ホイール等スポーティな装備を備えた「S」、オーディオや本革シート等の快適装備を充実させた「T」、その両方を備えた最上級の「ST」を用意する。一方のZ4は、直4エンジンのエントリーグレードと、直6エンジンを備えた上級グレードというシンプルな設定だ。

ここから明らかであるように、選択肢はフェアレディZの方が豊富。ただし、Z4のクローズドボディ版とも言えるスープラまで含めれば、選択肢は広まる。これは、なんとも悩ましくもうれしいところだろう。

ピュアFRスポーツに乗っているという感覚をしっかりと味わわせてくれるZと、電子制御LSDや4WDで仕上げられたM240i。

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