目次
4WD & OUTDOOR
Tiger Auto
ジープの老舗が放つ 過激なグラディエーター

ジープ一連のモデルの販売、カスタムを手掛けるタイガーオートは、今年、グラディエーター・ルビコンのタイガーパッケージを提案した。ファブテックのキットによる3インチのリフトアップに、外径37インチのニットー・リッジグラップラーを装着。組み合わされるホイールはTISオフロードの24インチという攻めたカスタム内容だ。ハイラインフェンダー、アドオンフェンダーなどボディ側を構築することによって車検にも対応するのがタイガーオートの強みだろう。タイガーパッケージをベースにしながらに自分なりのモディファイもできそうだ。
RINEI
45年の歴史が培った匠の4WD構築術

タフギア系SUVを得意とするRINEI(輪栄)。今回はラングラーカスタムの一例として、アメリカ製パーツを多用することでより硬派なクルマへと仕立てた。ジープ界の代表的ブランド「MOPAR」の2インチアップサスキットにスプリング、そこにFOXレーシングのショックを組み合わせて高い悪路走破性を手に入れた。ホイールはHRE製FF FT1の9.0J×17インチ。そこに外径37インチのトーヨー・オープンカントリーM/Tを組み合わせている。ボディパーツの構築術もさることながら、足まわりのセッティングに長けたクルマづくりが真骨頂である。
DELTA FORCE
世界中のタフギアをオーバルに染めて

国産車用から始まったデルタフォースだが、今ではラングラー/グラディエーター、ディフェンダー、そしてGクラスと世界各国のタフギアに対してホイールを設定するようになった。OVAL(オーバル)という銘柄はすべて同じながら、そのどれもが車種別専用設計。耐荷重性能はもちろん、車種ごとに最適なコンケーブを持つ。特にディフェンダーやGクラスはフローフォーミング製法を採用。9.0J×20インチサイズというサイズ感が絶妙で、オフロードタイヤのほかスタッドレスタイヤを組み合わせてもいい。近日中にランクル300用も発売されるという。
EXIZZLE-LINE
あらゆるギアを駆使して海へ山へと行きたくなる

USトヨタにあるタコマ風のフェイスキット(タコマックス)を装着したハイラックスにはエクシズルラインが提案する本場アメリカのオーバーランドスタイルが満載。ライノラックのバットウイングオーニングにKCライトの灯火類、レイトナーデザインのアウトドアギア、ロームアドベンチャーのラゲッジケースなど。冒険心を掻き立てられるアイテムがたくさんあった。モンスタタイヤなど、スタイルと安全性、快適性を両立させるようなオフロードタイヤの提案も忘れない。アウトドアブームを象徴するようなブース構成は常に注目の的だった。
Abe Shokai
アウトドアの提案が満載

ビルシュタインやアイバッハ、レムスなど多種多様なブランドを扱う阿部商会の中で、ひときわ目立っていたのがスバル・アウトバック。今夏に発売予定だというスーリーの新型ルーフテントを中心に、サイクルキャリアなどを装着。遊び心を感じさせるアウトドアカーに仕上がっていた。サスペンションはもちろんビルシュタイン。今春に発売されるテラスポーツ純正形状スポーツダンパーが装着される。また、フィンランドに本拠を置き、本社とテストコースを世界最北の地に構えるノキアンタイヤのウインタータイヤ系にも注目が集まっていた。
REPORT/ 中三川大地(Daichi NAKAMIGAWA)、 上之園真以(Mai AGENOSONO)
PHOTO/ 白谷 賢(Ken SHIRATANI)、 平野 陽(Akio HIRANO)、 土屋勇人(Hayato TSUCHIYA)、 山本佳吾(Keigo YAMAMOTO)
MAGAZINE/GENROQ 2023年3月号