ポルシェにおいてパナメーラの開発を担当
ドイツ・ニーダーザクセン州に生まれたゲルノート・デルナーは、機械工学の学位を持ち、1993年にフォルクスワーゲン・グループに博士(Ph.D.)候補として入社。その後、ポルシェにおいて様々な要職を務めた経歴を持つ。
ポルシェ時代、デルナーはコンセプト開発部門の統括責任者や、パナメーラ・シリーズの統括責任者も経験。2021年以降は、フォルクスワーゲン・グループの製品・グループ戦略を担当している。 新たにアウディの新CEO就任が決定したデルナーは次のようにコメントした。
「この新しい任務を受けることを光栄に思い、今後を楽しみにしています。アウディは素晴らしい企業であり、豊かな歴史を持っています。私はアウディのすべてのチームと協力して、会社の将来を形づくることを楽しみです」
アウディAGの監査役会会長マンフレート・デスは、新人事に関して次のようにコメントした。
「マルクス・ドゥスマンがこれまでアウディで遂行してきた重要な業績に対して、あらためて感謝します。彼は、電動化戦略をはじめとする、重要な戦略的決定の計画と推進に対して、大きな先見性とビジョンをもたらしました。アウディはこれらの基盤を、今後もさらに築いていくことができるはずです」
「現時点でゲルノート・デルナーは、アウディの製品戦略と主要市場における立場をさらに強化するため、相応しい人物です。彼は取締役会とともに、順調に推移するアウディの戦略をさらに進め、新しいチャプターを加えるでしょう」