GENROQ2023年10月号発売! 特集「Enjoy Engine!」

GENROQ 2023年10月号発売中! 特集「Enjoy Engine!」ランボルギーニ・ウラカン・テクニカからコルベットZ06まで、純内燃機モデルを愉しめ!

GENROQ2023年10月号は、BEVやPHV全盛の今だからこそ楽しみたい「Enjoy Engine!」特集。ランボルギーニ・ウラカンの集大成となる「ウラカン・テクニカ」日本初試乗やフラットプレーンクランクを採用した珠玉の5.5リッターV8NAユニットを積む「シボレー・コルベットZ06」試乗記。その他、BMW M史上2番目のモデルとなる「BMW XM」、「マセラティ・グレカーレ トロフェオ」など最新SUVインプレッションも掲載。読み応えたっぷりの内容でお届けします。

今こそエンジンを愉しめ!

Recommend:1 これでファイナル!? ウラカン最新グレードのテクニカを味わう

箱根ターンパイクを駆け抜けるランボルギーニ・ウラカン・テクニカ
Y字型のエアインテークはテクニカ独自のデザイン。カーボン製のボンネットも専用デザインが与えられる。センターロック式のホイールは昔のダイヤルホイールを思わせるデザイン。ブレーキはカーボンセラミックローターを装備。

今の時代に多気筒の自然吸気の楽しさを味わえるランボルギーニ・ウラカン。2014年のデビュー以来、様々なバリエーションを展開してきたが、いよいよそのファイナルとなりそうなのがウラカン・テクニカだ。

サーキットマシン直系のウラカンSTOと同じ640PSで駆動は後輪のみのMR、でもSTOほど過激ではない、というテクニカ。

ウラカン・テクニカに搭載されるV10エンジン
カーボン製のエンジンフードの下には5.2リッターのV10NAが搭載される。パワーは640PS、トルクは565Nmを発揮する。

GENROQ10月号ではウラカンのファイナルとなるテクニカをSTOと乗り比べてみた!

そのキャラクターの違いに感心すると同時に、こんな素晴らしいクルマが来年で生産を終えてしまう、という事実にちょっと寂しくもなってしまったり。名車、ウラカンの魅力を存分に感じてほしい。

Recommend:2 モンスターSUV、BMW XMに惚れる!

夜の東京を疾走るBMW XM
普通充電に対応する給電口は左前フェンダーに設置される。標準装着されるタイヤは前後とも23インチ(!)のピレリPゼロとなる。XMのハイパワーを容易に受け止めるタイヤだ。

M1という偉大なるスーパーカーの生産終了から約40年。ついに史上2番目となるBMW M専用車「XM」が登場した。

眩しく輝く巨大なキドニーグリルに他を圧倒する見事な体躯。夜の銀座に姿を現したXMはひと際異彩を放っていた。

銀座の街に溶け込むBMW XM
489PS/650Nmという圧倒的なアウトプットを誇る4.4リッターV8ツインターボエンジンを搭載する。

その前衛的なデザインに目が行きがちだが、流石はM専用モデル。4.4リッターV8ツインターボエンジンにモーターを組み合わせることで、システムアウトプット653PS/800Nmを実現している。

まさにモンスターSUVなのだ。初上陸を果たしたXMの実力とはいかに。

Recommend:3 真夏の富士スピードウェイでアストンマーティンDBX707を試す!

富士スピードウェイのコーナーをクリアするDBX707
最高出力707PS、最大トルク900Nmという途轍も無い性能を発揮する4リッターV8ツインターボ。550PS仕様からそれぞれ157PSと200Nmアップしている。ブレーキはフロント420mm、リヤ390mm径のローターを採用する。

アストンマーティン初のSUV、DBX。標準でも最高出力550PSという高性能だが、それを707PSにまで高め、SUVでありながら最高速300km/h超のスポーツモデルに仕立てたのがDBX707だ。

AWD車がスポーツ走行する時に重要なのが、前後駆動力配分だ。550PS仕様が時々0対100になるのに対し、DBX707はテレインモード以外ほとんど0対100だという。つまり基本的な性格はRWDだ。

富士スピードウェイのピット前に並ぶDBX707
DBX707の試乗は真夏の富士スピードウェイという厳しいコンディションで行われた。

もちろん路面や運転状況、ドライブモードによって550PS仕様同様に瞬時に47対53に変化し、安定性の高いAWDになる。

とはいえ、そんな領域をフルに試せるのはサーキットだけ、というわけで707PSを発揮するスーパーSUVを真夏の富士スピードウェイで試した。

information

GENROQ 2023年10月号

発売日:8月25日(金)発売
特別定価:1100円(税込)

PHOTO/篠原晃一(Koichi SHINOHARA)、小林邦寿(Kunihisa KOBAYASHI)、平野 陽(Akio HIRANO)

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