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Lotus Eletre
北米の観客からの注目を集めたエレトレ
クエイル・モータースポーツ・ギャザリングのロータス・ブースには、ブロッサム・グレーのボディカラーを纏ったエレトレを展示。多くの来場者から、注目を集めることになった。「エレトレ」「エレトレ S」は前後に225kWのモーターを搭載し、最高出力は603PS。ハイパフォーマンス仕様の「エレトレ R」は最高出力905PSを誇る。
エレトレは、最新のデジタルテクノロジーと実用的な室内スペースを持ちながらも、ロータスの75年に及ぶスポーツカーの伝統とスタイルを受け継ぎ、長距離ドライブから街乗りまで快適にこなせる1台に仕上げられた。エレトレの価格は、英国において8万9500ポンドから、ヨーロッパでは9万5990ユーロから。米国市場における価格は、近々発表される予定だ。
10台を限定生産する「タイプ 66」を初公開
今回、創立75周年を記念して、ロータスのカーカイブスから発見された設計図をベースに開発されたトラックカー「タイプ 66」をワールドプレミア。Can-Am(カナディアン-アメリカン・チャレンジカップ)マシンを現代に蘇らせたタイプ 66は、わずか10台が限定生産される。
1960年代後半から1970年代にかけて、ロータスのワークスドライバーとして活躍したF1界のレジェンド、エマーソン・フィッティパルディがアンベールに参加。自身がドライブする可能性のあったマシンを前に「ワールドプレミアに参加し、タイプ 66をファンの皆さんと共有できたことを光栄に思います。このような機会に恵まれたことが、あらためて本当にうれしいです」と、感慨深げに語った。
世界に1台のみバトン仕様のエヴァイヤ
ロータス・ファンへの最後のプレゼントとなったのが、ジェンソン・バトンによるカスタマイズが施されたフル電動ハイパースポーツ「エヴァイヤ」だ。今回、クエイルに持ち込まれた仕様は、2009年シーズンのF1グランプリにおいてバトンがチャンピオンを獲得した「ブラウン BGP001」をオマージュしている。
バトン仕様のエヴァイヤは、アークティック・ホワイトのベースに、鮮やかなヴァーヴ・イエローとカーボンブラックのアクセントを加えた、スペシャルリバリーを採用。コクピットには、ホワイトとブラックのパンチング・レザーシートをチョイスし、エボニーカラーのアルカンターラ製ヘッドライナーとステアリングホイールが組み合わせられた。
シートセンターを縦に貫くアルミニウム・ストリップには、バトンが2006~2012年にF1で記録した15勝の日付とサーキットが、レーザーで刻印されている。