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BMW M5 Touring
V8エンジンとツインモーターのPHEVか?
今回目撃されたテスト車両には、量産型のフロントおよびリアのランプユニットが備えられている。ホイールアーチは、大径ホイールを収めるワイドな仕様になっているのが分かる。
「electrified vehicle(電動化車両)」のステッカーが貼られていることから、次世代「BMW M5」がハイブリッドで登場するのは間違いないだろう。プラグイン・ハイブリッドシステムは、V8ガソリン・エンジンと最高出力750PS、最大トルク1000Nmを発生する2つのモーターを組み合わせたユニットとなる可能性がある。
最新のデジタルテクノロジーを搭載して登場
次世代M5には、BMWカーブド・ディスプレイ(シームレスに統合されたフルデジタル・インストルメント・クラスターとセンター・ディスプレイ)やBMW iDrive 8.0、ウルトラ・ワイドバンド・テクノロジー搭載のBMWデジタル・キー・プラス(デジタル・キー3.0)など、最新技術の多くが採用されると思われる。ハンズフリーの高速道路走行や自動駐車システムを含む、レベル2の自律走行も可能だろう。
フル電動の「iM5」は2025年以降か?
BEVである「i5M」には高度なバッテリー・テクノロジーが必要となるため、しばらくは登場しないと思われる。フル電動のM5にふさわしいパフォーマンスを得るためには、2025年のデビューが予定されている「ノイエ・クラッセ・クラスター・アーキテクチャー」が必要だろう。それまでは、「iX M60」のように既存EVの改良型またはPHEV化による性能アップに取り組むことになるだろう。
現行型M5のマイナーチェンジが発表された2020年6月以降、BMWは次世代モデルの開発に着手した。新型M5の登場は基準車(G60)の一年後、2024年には正式発表される予定だ。