【スクープ!】量産型ボディの次期型BMW M5 エステートは来年登場

【スクープ!】BMWのハイパフォーマンスツーリングワゴン「M5 ツーリング」はV8にツインモーター装備?

量産型ボディながら次期型M5ツーリングと目されるプロトタイプがニュルブルクリンクで目撃された。
量産型ボディながら次期型M5ツーリングと目されるプロトタイプがニュルブルクリンクで目撃された。
BMWのハイパフォーマンスツーリングワゴン「M5 ツーリング」の次期型が、ニュルブルクリンクで撮影された。すでにBMW自ら、2024年のデビューを正式表明しているように、これまでに厳重なカモフラージュを施したM5セダンとツーリングのプロトタイプが何度か目撃されてきた。今回撮影されたテスト車両に量産型ボディが採用されていることから、開発は確実に進んでいるが感じられる。

BMW M5 Touring

V8エンジンとツインモーターのPHEVか?

今回目撃されたテスト車両には、量産型のフロントおよびリアのランプユニットが備えられている。ホイールアーチは、大径ホイールを収めるワイドな仕様になっているのが分かる。

「electrified vehicle(電動化車両)」のステッカーが貼られていることから、次世代「BMW M5」がハイブリッドで登場するのは間違いないだろう。プラグイン・ハイブリッドシステムは、V8ガソリン・エンジンと最高出力750PS、最大トルク1000Nmを発生する2つのモーターを組み合わせたユニットとなる可能性がある。

最新のデジタルテクノロジーを搭載して登場

高度なレベル2のADASを含む、BMWの最新デジタル技術を搭載してのデビューが期待される。
高度なレベル2のADASを含む、BMWの最新デジタル技術を搭載してのデビューが期待される。

次世代M5には、BMWカーブド・ディスプレイ(シームレスに統合されたフルデジタル・インストルメント・クラスターとセンター・ディスプレイ)やBMW iDrive 8.0、ウルトラ・ワイドバンド・テクノロジー搭載のBMWデジタル・キー・プラス(デジタル・キー3.0)など、最新技術の多くが採用されると思われる。ハンズフリーの高速道路走行や自動駐車システムを含む、レベル2の自律走行も可能だろう。

フル電動の「iM5」は2025年以降か?

デビューは来年の見込みだ。
新型BMW M5(セダンおよびツーリング)の正式発表は来年の見込みだ。

BEVである「i5M」には高度なバッテリー・テクノロジーが必要となるため、しばらくは登場しないと思われる。フル電動のM5にふさわしいパフォーマンスを得るためには、2025年のデビューが予定されている「ノイエ・クラッセ・クラスター・アーキテクチャー」が必要だろう。それまでは、「iX M60」のように既存EVの改良型またはPHEV化による性能アップに取り組むことになるだろう。

現行型M5のマイナーチェンジが発表された2020年6月以降、BMWは次世代モデルの開発に着手した。新型M5の登場は基準車(G60)の一年後、2024年には正式発表される予定だ。

カモフラージュ偽装が施された状態で公開されたM5 ツーリング。すでに、世界各地の公道やテストトラックでテストが実施されているという。

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