伝統を継承した「BMW R 18 ロクテイン」日本導入をスタート

クラシカルなデザインが魅力の「BMW R 18 ロクテイン」は1936年型「R 5」のオマージュ

日本導入が開始された「BMW R 18 ロクテイン」のエクステリア。
往年のBMW製バイクを思わせるクラシカルなスタイルに、最新技術が組み合わされた「BMW R 18 ロクテイン」の日本導入がスタートした。
ビー・エム・ダブリューは、クラシカルなデザインと現代的なテクノロジーが組み合わされたクルーザーセグメントのフラッグシップモデル「BMW R 18」のラインナップに、カスタム・バガー・スタイルを採用した「BMW R 18 ロクテイン」を追加した。BMW R 18 ロクテインは、全国のBMWモトラッド正規ディーラーにおいて、2023年9月9日から販売が開始されている。

BMW R 18 Roctane

最高出力91PSを発揮する水平対向2気筒エンジン

パワーユニットは、排気量1801ccの水平対向2気筒エンジンを搭載。最高出力91PS、最大トルク150Nm以を発揮する。
パワーユニットは、排気量1801ccの水平対向2気筒エンジンを搭載。最高出力91PS、最大トルク150Nmを発揮する。

BMW R 18は、歴史にルーツを持つプレミアムクルーザーとして、BMWの他のモーターサイクルとは異なり、設計段階から「R 5」などの往年のモデルを参考に開発。視覚的にも技術的にも、あらゆる面で伝統に基づいたモデルとなり、ダブルループ鋼管フレームや、ニッケルメッキされたユニバーサル・シャフトドライブなど、魅力的な美しさを備えている。
 
今回、R 18のラインアップに加わった「R 18 ロクテイン」は、R 18、R 18 クラシック、R 18 B、R 18 トランスコンチネンタルに続く、5番目のモデルとして登場。BMW モトラッドの歴史と伝統に、最先端のモーターサイクル・テクノロジー、伝統的なデザインと魅力を融合させている。
 
ビッグボクサーと呼ばれる1801cc水平対向2気筒エンジンを搭載。アバス・ブラック・メタリック・マットとブラック・ハイグロス・カバーで仕上げられたエンジンは、BMW モトラッドが1923年に生産を開始して以来、受け継がれてきた伝統的な空冷ボクサーエンジンを継承している。

量産モーターサイクルに搭載されたなかで最もパワフルなエンジンのひとつであり、最高出力67kW(91PS)、最大トルク150Nmを発揮。優れたトルク性能により、高い牽引力と深みのあるエンジンサウンドを実現した。

電子制御を排した足まわりを採用

日本導入が開始された「BMW R 18 ロクテイン」のエクステリア。
足まわりには、あえて電子制御などの最新テクノロジーを採用せず、直結型セントラル・スプリント・ストラットを搭載。応答性が高く、快適性を持った足まわりを実現した。

シャシーには、BMWモトラッドが長年培ってきたフレームタイプの伝統を受け継ぎ、ダブルループのチューブラー・スチールフレームを採用。R 5と同様の設計で製造されたリヤ・スイングアームは、ボルト接続したリヤアクスル・ドライブを囲む様に取り付けられている。

サスペンションエレメントには、電子制御による調整オプションを敢えて導入せず、テレスコピックフォークと、走行感応型ダンピング、調整可能なスプリング・プリロードを備えた直結型のセントラル・スプリント・ストラットを採用。優れたホイール・ガイダンスと、応答性の高さを備えた足まわりを実現した。

さらに、フロント21インチ、リヤ18インチのアロイホイールが、このバイクにクラシカルモダンなエクステリアを与えている。

アップライトなライディング・ポジションを確保

日本導入が開始された「BMW R 18 ロクテイン」のエクステリア。
ミッドマウント・フットペグ・ポジションのフットレストや、リヤに向かってスリムに細くなる2段シートを導入したことで、リラックスしたライディングポジションを確保している。

R 18 ロクテインは、カジュアルなミッドマウント・フットペグ・ポジションのフットレストを導入。このフットレストはシリンダー後方に位置し、BMW製バイクらしさだけでなく、最適にコントロールするためのリラックスしたライディングポジションを可能にした。

リヤに向かってスリムに細くなる2段型シート、リヤパッセンジャー・ストラップ、シフトレバーと連動したフットボード、ブラックでコーティングされたエイプ・ハンガー・ハンドルバーなどが、アップライトなライディングポジションを確保。ボディと同色にペイントされたサイドパニアケースには、それぞれ27リットルのラゲッジスペースが設けられている。

1936年型「R 5」を彷彿させるデザイン

日本導入が開始された「BMW R 18 ロクテイン」のディテール。
R 18ファミリーとして初採用された、丸型メーター内蔵ヘッドライトは、R 5以降のBMW製バイクの特徴的なデザインをオマージュしている。

今回、過去の象徴的なスタイリングをカスタム・バガー・スタイルで巧みに再解釈し、R 5などのクラシックモデルが持つピュアなデザインを各部ディテールに反映。ダブルループ型チューブフレーム、ティアドロップ型燃料タンク、オープン・ドライブシャフト、ダブルライン・ペイントなどにより、1936年の伝説的なボクサーを彷彿させるデザインが完成した。

また、燃料タンク、前後ホイール・カバー、ヘッドライト・ハウジングなど金属製としたことで、ゴージャスかつ、クラシカルな雰囲気を醸し出している。

R 18ファミリーとして初採用された「丸型メーター内蔵ヘッドライト」は、1936年に登場したR 5以降、1970年代初頭までのBMWモーターサイクルのほとんどに採用されていた特徴を、最先端のテクノロジーと現代的なデザインによって復活させている。

メーターの文字盤の「BERLIN BUILT」のレタリングは、このバイクの起源をアピール。新型R 18 ロクテインもまた、ベルリン・シュパンダウにあるBMWモトラッドのファクトリーで製造される。

車両本体価格(税込)

BMW R 18 ロクテイン:284万円

【問い合わせ】
BMW カスタマー・インタラクション・センター
TEL 0120-269-437

【関連リンク】
・BMW モトラッド公式サイト

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