アバルト初のBEV「500e」の日本販売スタート

アバルト待望のフル電動モデル「500e」が日本導入「1949台限定ローンチモデルも同時デビュー」【動画】

アバルト初のフル電動モデル「500e」の走行シーン。
アバルト・ブランド初のフル電動モデル「アバルト 500e」の販売が、いよいよ日本でもスタートした。
ステランティス・ジャパンは、アバルト・ブランド初のフル電動モデル「アバルト 500e」を10月28日から、全国のアバルト正規ディーラーにおいて販売を開始した。また、発表を記念してローンチエディションの「アバルト 500e スコーピオニッシマ(Scorpionissima)」を200台限定で導入する。

Abarth 500e Turismo Hatchback

内燃機関モデルを凌ぐ走行性能

最高出力154PSを発揮する電気モーターを搭載し、特に低中速域において内燃機関モデルを凌ぐパフォーマンスを実現している。
最高出力154PSを発揮する電気モーターを搭載し、特に低中速域において内燃機関モデルを凌ぐパフォーマンスを実現している。

アバルトの電動化戦略において中核を担うモデルが「新型アバルト 500e」だ。アバルトが紡いできたブランドのDNAを継承しながら次世代のアバルトを象徴するフル電動モデルとして、日本市場への導入が開始された。

コンパクトな車両サイズをキープしつつ、最高出力114kW(154PS)、最大トルク235Nmを発揮する高性能モーターと、42kWh容量のバッテリーを搭載する。0-100km/h加速は7秒と、内燃機関を搭載するアバルト 695とほぼ同じタイムを記録。20-40km/h、40-60km/h の中間加速は約1秒も早いタイムをマークしており、特に低中速域において、エキサイティングな走りを実現したと謳う。

前後重量配分も改善し(57:43)、トレッドを60mm拡大したことで、クイックなハンドリングと安定性を両立。日常域において最も走行シーンの多い中間加速と、立ち上がり加速のパフォーマンスを、より楽しく爽快に楽しむことができるという。

ガソリンエンジン車のサウンドを再現

アバルト初のフル電動モデル「500e」の走行シーン。
アバルト 500eには、アバルトの専用エキゾーストシステム「レコード・モンツァ」を再現した、「サウンドジェネレーター」を搭載。アバルト製ガソリンエンジンのサウンドを忠実に再現している。

アバルト 500eには、アバルトを象徴する「レコード・モンツァ(アバルト・ブランドのハイパフォーマンスエキゾーストシステム)」のエキゾーストノートを忠実に再現した、独自のサウンドシステム「サウンドジェネレーター」を搭載。これにより、EVとは思えないエキサイティングで刺激的な走りを実現した。

「サウンドジェネレーター」は、ステランティス・グループのサウンドデザイン・スタジオと、イタリアのステランティス専任チームが共同で開発。音響試験と研究は、正確で信頼性の高い騒音測定を行うため、半無響室で実施された。また、反射床を使ったことで、道路のような音響反射面を再現することが可能となった。

プロジェクトチームが、延べ6000時間以上をかけて完成させた専用サウンドは、ダイナミックなドライブとスピード、アクセル開度とリンクし、アバルト製ガソリンエンジンのサウンドを忠実に再現した。サウンドジェネレーターは停止時に「オン/オフ」の切り替えが可能となっている。

電動モデルを主張するエクステリアデザイン

アバルト初のフル電動モデル「500e」のエクステリア。
ブランド初のフル電動モデルとして、これまでのアバルトにはなかったデザイン要素を導入。フロントグリルには、初めてサソリのロゴではなく、「ABARTH」レタリングが採用された。

今回、アバルト製モデルとしては初めて、ボディの各部にブランド・アイデンティティである「サソリ」のパーツを模したデザインを採用。18インチアルミホイール、フロントバンパー、ステアリングホイールはサソリの爪を模しており、独特な外観のリップスポイラーはサソリの足をイメージしている。

これまでのアバルト製モデルはフロントグリルにブランドロゴを配置してきたが、アバルト 500eではダークチタングレーの「ABARTH」レタリングを初めて採用。さらに稲妻の放電のような、新デザインのスコーピオン・エンブレムをボディの両サイドに配置した。

エクステリアは、全長3.6mのコンパクトな車体に大径の18インチアルミホイールを装着。アグレッシブながら柔らかなプロポーションを手にした。スポーティな印象のフロントバンパー、アクセントカラーとしてホワイトを採用したリップスポイラー、精悍な印象を与えるフルLED ヘッドライトなど、コントラストのある引き締まったスタイリングを実現している。

また、サイドのリヤフェンダー上部には、アバルト製フル電動モデルをアピールする、EV専用ロゴも装着された。

シックでスポーティなインテリア

アバルト初のフル電動モデル「500e」のインテリア。
アバルトらしく、ブラックを貴重としたシックなインテリア。インストゥルメントパネルやスポーツシートには、上質感のあるアルカンターラがチョイスされた。

インテリアはブラックを基調とした、シックでスポーティな空間を実現。インストゥルメントパネル、ステアリングホイール、ヘッドレスト一体型スポーツシートなど、アルカンターラ素材をふんだんに採用し、高級感のある室内空間を演出している。

ヘッドレストにはアバルト 500e専用ロゴを配置。ブルーとイエローのステッチを施した一体型のスポーツシート、ステアリングホイールには、スポーティなブルーのトップマークもあしらわれた。安全装備については、衝突被害軽減ブレーキ、レーンキーピングアシスト、トラフィックサイン・レコグニション、ブラインドスポット・モニターを、アバルトとして初採用している。

ボディタイプは、ハッチバックとカブリオレの2タイプを設定。ボディカラーは「アンチドーテホワイト」「ベノムブラック」「アドレナリンレッド」「アシッドグリーン」の4色が導入される。

世界限定1949台のローンチエディション

世界限定1949代のローンチエディション、限定モデル「アバルト 500e スコーピオニッシマ」を200台限定で導入。ボディカラーは写真のポイズンブルーとアシッドグリーンとなる。
世界限定1949台のローンチエディション「アバルト 500e スコーピオニッシマ」を200台限定で導入。ボディカラーはポイズンブルー(写真)とアシッドグリーンとなる。

アバルト 500eの日本導入を記念し、限定ローンチエディションの「アバルト 500e スコーピオニッシマ」を発売。ブランドの誕生年にちなみ、全世界で1949台が発売され、うち200台が日本に導入される。

アバルト 500e ツーリスモをベースに、ボディタイプはハッチバックとカブリオレの2タイプを設定。専用のサイドデカール、デジタル・サーティフィケーション、ウェアラブルキーを特別装備。ボディカラーは限定車専用色の「ポイズンブルー(写真)」と「アシッドグリーン」の2色となる。

また、発表を記念し、10月11日から商品サイトを経由した上で、先行予約をしたカスタマーを対象に、先着10名に「アバルト・ロゴ入り充電器」をプレゼントするキャンペーンを実施。また、10月28日と29日の2日間、全国のアバルトディーラーにおいて、デビューフェアも開催する。

車両本体価格(税込)

アバルト 500e ツーリスモ ハッチバック:615万円
アバルト 500e ツーリスモ カブリオレ:645万円
アバルト 500e スコーピオニッシマ ハッチバック(150台限定):630万円
アバルト 500e スコーピオニッシマ カブリオレ(50台限定):660万円

【問い合わせ】
アバルトコールセンター
TEL:0120-130-595

【関連リンク】
・アバルト 500e商品サイト

アバルト 500eオンライン発表会をチェック!

電動ホットハッチ「アバルト 500e」には、内燃機関のエキゾーストノートを再現した「サウンド・ジェネレーター・システム」が搭載されている。

「EVでもアバルトの“咆哮”を再現」アバルト 500eが搭載するサウンド・ジェネレーターとは?【動画】

フル電動コンパクトハッチ「アバルト 500e」には、専用開発された「サウンド・ジェネレーター…

キーワードで検索する

著者プロフィール

GENROQweb編集部 近影

GENROQweb編集部