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BMW M Hybrid V8
25号車のデ・フィリッピが2列目を確保
1月19~21日、デイトナ・インターナショナル・スピードウェイにおいて、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権開幕戦「ロレックス・デイトナ24時間レース」に向けたテスト&予選イベント「ロアー・ビフォア・ザ・24(Roar Before the 24)」が開催された。
トップカテゴリーのGTPクラスに参戦する、BMW M ハイブリッド V8 25号車はコナー・デ・フィリッピが予選アタックを行い、トップから0秒366秒差の1分33秒022で、4番手グリッドを獲得。24号車はジェッセ・クローンが1分33秒499で走行し、8番手グリッドを確保した。
BMW M・チームRLLのチーム代表を務めるボビー・レイホールは予選を終えて次のようにコメントした。
「昨シーズンのデイトナ24時間レースでは、BMW M ハイブリッド V8のプログラムがスタートしてから数ヵ月、マシンも完成したばかりでした。それでも決勝レースでは22時間の段階まで上位をキープすることができました。今シーズンは、非常に良い準備をしてデイトナを迎えることができています。その準備が信頼性の向上につながれば、かなり良いレースが戦えそうです」
対照的な予選となった2台のBMW
BMW M ハイブリッド V8 25号車のアタックを担当し、1月27日~28日に行われる決勝レースを2列目からスタートすることになったデ・フィリッピは、次のように予選を振り返った。
「予選は、この週末を通して最高の状態にマシンを持っていくことができました。正しい方向に一歩前進できましたし、結果にも満足しています。まだいくつか改善点がありますが、昨シーズンよりかなり良い予選結果を残せたことは、チームとしてもすごくハッピーです。少しずつですが、確実にトップと差を縮めるところまできています。決勝レースは距離も長いですし、いろいろなことが起こる可能性があります」
24号車のアタックを担当したクローンは8番手タイムに終わり、悔しさをのぞかせた。
「正直、この順位で予選を終えたくはありませんでした。テストセッションでは、決勝に向けたレーススピードを確認することに集中していたので、予選でタイムをまとめることができませんでした。もちろん、もっと前の位置からスタートしたかったところですが、スタート位置から想像するよりも、レースに向けてははるかに良いマシンを持っているのは間違いありません。本番に向けて、準備は万全です」