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軽トラは足グルマとしても楽しいぞ!
ジャンボは約1年前、オフロードバイク・Honda CRF125Fのトランポとして購入した。だけど、実際に購入してみると、トランポだけでなく、普段から大活躍している。というのも家のクルマであるランドクルーザープラドは、奥さんが買い物や子どもの習いごとの送迎に使っていて、意外と自由に使えないのだ。
だけど、ジャンボは僕のもの♪ 奥さんが5MTの軽トラに興味を示すはずもなく、「乗りたい」「運転したい」と言うはずもなく、完全に僕専用車となっている。
というわけで、普段僕一人で移動する場合は、近場はもちろん、遠方でもジャンボを使うことが多い。
その代わり、すっかりバイクに乗る機会が減ってしまったわけだが……それはそれで仕方がない(苦笑)。
で、どれくらい遠方へ行くかというと、つい先日は愛知県新城市まで1泊2日で行ってきた。Honda XR BAJAを積んで……。
流石に250ccフルサイズのトレールバイクを積んでの長距離移動はしんどかったが、走行車線をのんびり走れば無問題! ただし、普通に走っているだけなのに、ナビの「到着予想時刻」がどんどん長くなっていったのだけは要注意ポイントである。
ナビを信用すると予定が狂ってしまうのだ(笑)。
さて、7月某日、栃木県の那須地方へ行くことになった。遊びではなく取材である。だからカメラは必要だが、バイクは不要。つまり空荷状態で、片道200kmの道のりを走るのだ。
「遠出をすることがある」とは言っても、やっぱりメインは街乗りだし、遠出の際は前述のとおりバイクを積むことが多い。これまで空荷で遠くへ行くことはなかったので、なんだかちょっぴりワクワクする。
圏央道~東北道をひた走る!
僕の自宅は東京都小平市にある。那須地方へは圏央道・入間ICから久喜白岡JCTを経て東北道へ入り、那須ICで降りる。道中のほとんどが高速道路である。
信号も交差点もなく、止まることなく走り続ける高速道路が僕は好きだ。なんだかワープしているような感覚だし、合流地点は支流と本流がぶつかる川の流れのようで、下道旅にはないダイナミックな旅感がたまらないのだ。
……しかし、ジャンボでの高速道路走行にワープの感覚はない。
快適な巡航速度は、バイクを積んでいる時とほぼ同じで80~90km/hほど。100km/hを超えるとエンジンがうねり、いかにもエンジンに悪そうだし、燃費は実際に悪くなる。
そのため、追い越し時や下り坂で加速する時など、100km/h以上を出すシーンは限られている。
ただし、加速はバイク積載時より明らかに鋭い。アクセルを踏み込めば、モタつくことなくしっかり加速してくれるので、そこまで神経質にならずに追い越し車線に出られるのは嬉しい。
ま、あくまでもバイク積載時に比べて……という話なのだが。
ちなみに、加速時にギヤを1速落とすと、オーバーレブを心配するほどエンジンが唸るので、よっぽどの場合を除いて落とすことはない。そのため、やっぱり加速はモタつき気味である(さっき「モタつくことなく」と書いたばかりではあるが……その辺のニュアンスは察してください(笑)
スポーティにキビキビ走るには、タコメーターが欲しいなぁと思っている次第である。後付けタコメーターつけようかな……。
そして、やっぱり上り坂は苦手である。基本的には5速固定で走るが、上り坂に差し掛かると4速に落とす。高速道路で変速するのは660ccNAならでは(苦笑)。もちろんバイク積載時ほどシビアではないので、比較するとラクっちゃぁラク。
だけど、非力なエンジンをギヤチェンジを伴いつつ、いかに効率よく走らせるのかって、やっぱり今のクルマではなかなか体験できないこと。こうしてあらためて感想を書いていくと、不満だらけになってしまうんだけど、やっぱり楽しいのよね。
……と、ここまで書いて、 なんだかいつも「非力なエンジンと5MTを駆使して運転するのが楽しい」と結論づけていることに気づく(笑)。めちゃくちゃ不満を書いてるのにね。
だけど、本当のことだから仕方がない。「アバタもエクボ」、ジャンボにはすべての不満を吹き飛ばしてしまう魅力があるのだ! 見た目もちっこいくせにいかついという、ヒーローの真似をしている子どもみたいで微笑ましいしね。
あと、車内は当然エンジンの唸り音が響いているが、サブウーファーからのゴキゲンなサウンドが打ち消してくれて、気にならない(馴れただけ?)。
クルマって、快適ならそれで良いってものでもない。そんなことを気づかせてくれるのが我がジャンボなのである。
那須モータースポーツランドに到着!
そんなこんなで3時間半ほどで那須モータースポーツランドに到着。ここは全国の直営店を構えるオートバイ販売店「レッドバロン」が運営するバイク専用サーキット。
この日はファン感謝デーということで、ミーティングイベントが開催されていたのだ。
避暑地であるはずの那須も、この日は最高気温37℃! フラフラになりながらも、なんとか参加者の笑顔をカメラに収めて取材は終了。
せっかくなので、那須周辺をジャンボで散策してみることにした。その模様は次回「下道編」で!!