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バルブ交換とおなじ要領でLEDヘッドライト化できるオールインワンタイプ
その理由のひとつが、LEDライトの低価格化だ。普及が進んだことでコストを抑えられるようになった。加えて、技術進化により小型化が進んだのも大きい。
例えばヘッドライト&フォグバルブ用は、いまやドライバー一体型のオールインワンタイプが主流となっており、敷居を下げている。なにせハロゲンバルブ交換とおなじ要領で、バルブを差し替えてカプラーを繋げばいいだけの手軽さだ。簡単にLEDヘッドライト化できるのは当たり前の時代となった。
カットオフラインが出ていないと車検をクリアできないことも知っておきたい
新たに求められているのが、本当の意味での明るさだ。夜間での視界をどれだけ確保できて、安全性に貢献するか? そのひとつが配光。粗悪な海外製品ではしっかりとカットオフラインが出ていないLEDライトもある。拡散する光は対向車や歩行者にとって迷惑なうえに、車検に通らないリスクも生じる。
なお、2024年8月以降、ヘッドライト検査はロービームのみの測定となる(実は5年前、従来のハイビームからロービーム検査へと変更されたが、移行期間としていずれの検査も認められていたのだ)。新基準に対応しているLEDバルブを選べば安心だ。
ホントの意味での明るさが求められる時代に突入している
また点灯した直後は明るくても、熱による影響で徐々に暗くなってしまうLEDバルブもある。そこで注目を集めているのが光束維持率。どれだけ明るさを維持できるかを示す値で、数値が高いほど変わらない明るさをキープできる。光束維持率を公表しているメーカーもあるので、選ぶ際のひとつの判断材料にしたい。
夜間の安全性を大きく左右するヘッドライト。それゆえにLEDコンバージョンバルブも確かな品質を備えたものを選びたい。