目次
巧みなパッケージレイアウト 軽量ボディで安定感ある走り
現在4社ある軽メーカーで、ベーシックなハッチバック(軽業界では〝セダン〞と呼ぶ)を用意するのはダイハツとスズキだけだ。
エクステリア
先日フルモデルチェンジしたスズキ・アルトの最安グレードがデュアルカメラブレーキサポート付きで 94万3800円なのに対して、ミライースはスマートアシスト付きの「B〝SAIII〞」で92万6200円。アルトよりちょっと安い。しかも、ミライースにはSAIIIを省いた「B」もあり、その本体価格は86万200円。今現在、新車で買える乗用車で最も安価なのがミライースなのだ。
インストルメントパネル
背が低いとはいっても1.5mちょうどの全高はハッチバックとしては大きめだ。パッケージレイアウトも現代の軽らしく極限まで突き詰められているので、空間自体は大人4名でも余裕がある。ただ、1年に一度でも後席を使うなら、リヤヘッドレストは必須。ミライースのそれは上級2グレードでは標準装備、それ以外はオプションで装着可能だ。
居住性
エンジンは自然吸気のみで、アルトのようなマイルドハイブリッドの用意もなく、パワートレーンは全車共通。フットワークははっきりと柔らかいが、軽くて低重心なので、走りは意外なほどパリッと安定して軽快。タイヤサイズは上級2グレードが14インチ、それ以外が13インチ。
うれしい装備
月間登録台数 4118台(21年8月〜22年1月平均値) 現行型発表 17年5月(一部改良 20年12月) WLTCモード燃費 25.0km/l ※FF車
ラゲッジルーム
高速ではわずかに14インチに分があるものの、街なかでは13インチの接地感が高く、乗り心地とのバランスもインチより好印象だ。
※本稿は、モーターファン別冊ニューモデル速報統括シリーズVol.140「2022年軽自動車のすべて」の再録です。
▶︎ http://motorfan-newmodel.com/integration/140/