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手間なく瞬時に効果を発揮するスピード処理剤
雪とは縁遠い地域で住む人にとっても、窓の凍結は共通する悩みでもある。とりわけ早朝にクルマを使う機会が多い人ほど、その悩みは根深いだろう。クルマを温め、デフロスターとワイピングで解消できなくもないけれど、そこには時間の問題がつきまとう。とりわけ早朝は急いでいることも多いだろうし、部分的な視界不良は大いなるリスクにもなる。

そんな時に頼りになるのが、霜を削って落とすスクレーパーを始めとしたツールと、解氷効果を高める専用ケミカルだ。
この分野でロングセラーにもなっているのが、補修ツール&ケミカルで名高いホルツの製品ラインアップ。「ディ・アイサー」の名を聞いたことがある人も多いだろう。
解氷剤にも、寒冷地用が存在する!?
今現在、メーカーが推奨するのは2製品。特殊アルコールを使う解氷成分に加え、強力噴射でみるみる氷や霜を解かす『ディ・アイサージェット550』のほか、寒冷地用に再凍結防止剤も入り、マイナス40度という極寒状態にも対応する『ストロング ディ・アイサー400』も狙い目だ。
ともに、フタの部分がスクレーパーの形状をとっており、軽度の凍結ならこれだけでも十分実用に耐える。もちろん、スプレー噴射と併用すれば、より頑強な凍結も力要らずで容易に処置できるほか、相乗効果でスピーディに処置でき、時短効果も期待できる。
施工場所も、ウインドウはもちろんミラーなどへの処置にも効果的。とりわけストロング ディ・アイサー400』はチューブ付きでもあるため、小面積でも効果的に噴射しやすい。また、最近でこそその出番は減ったものの、鍵穴のような溝部分が凍結した場合にも、スポット的にさっと吹くだけで処置できる。

もちろん、クルマ用途以外に使ったっていいだろう。強固な凍結を力尽くで落とそうものなら、キズ付きや傷みを与えかねない。焦らず慌てず、さっとスプレー処理する習慣は、潤滑剤の吹きつけ同様に、ケアの嗜みとしても有効だ。