ベントレー「コンチネンタルGT S」を発表! 2020年バサースト12時間レースを制したGT3レースカーに敬意を表した2台の特別仕様車

ベントレー「コンチネンタルGT S」
ベントレーのクラフトマンシップ部門「マリナー」とベントレー・シドニーは、2020年にオーストラリアで行われた過酷なバサースト12時間レースで優勝を果たしたコンチネンタル GT3レーサーに敬意を表した特別仕様車「コンチネンタル GT S」を発表した。コンチネンタルGTの新しいSレンジには、ドライビングの楽しさに焦点が当てられており、搭載された4.0リッターV8エンジンは0-100km/h 加速4.0秒を達成する。

レースからインスピレーションを得たV8パフォーマンス

ベントレーは、2020年にバサースト12時間レースを制した「コンチネンタル GT3レーサー」にインスピレーションを得て、ユニークな2台のコンチネンタルGT Sのペアを製作したことを発表した。オーストラリアで発表された新型コンチネンタル GT Sには、  550PS/770Nmを発揮する4.0リッターV8エンジンが搭載されており、0-100km/h加速はわずか4.0秒を達成している。

強力なエンジンに加えて、ベントレーが初めて開発した先進の48V電動アクティブアンチロールコントロールシステム、ベントレーダイナミックライドが融合されている。0.3秒で1300Nmを発生させ、アンチロールバー内のモーターがコーナリングフォースをアクティブに補正。ハードなコーナリング時のボディのロールを最小限に抑えるとともに、左右のホイールを互いに切り離すことで巡航速度での乗り心地を向上させている。

ラグジュアリーかつアグレッシブなスタイル

特別に製作された2台のコンチネンタル GT Sでは、パフォーマンスだけでなく視覚的な存在感が重視されている。優勝したレースカーのカラーリングからインスピレーションを得た鮮やかなアップルグリーンのエクステリアには、ベルガーブラックルーフがコントラストを成している。

また、ユニークなフロントビジュアルには、レーサーと同様にグリルマトリックスにペイントされたナンバー7があしらわれている。さらに、エクステリアのブライトクロームメッキをポリッシュブラックに変更する「ブラックライン仕様」や、フロントスプリッター、サイドスカート、リアディフューザーをカーボンファイバー製に変更する「スタイリング仕様」が設定され、アグレッシブさを増している。

キャビンもレーシングカーとは思えないほどラグジュアリーでありながら、パフォーマンス装備を搭載している。ベルーガのレザーとダイナモを使用したインテリアサーフェスには、アップルグリーンのマイクロパイピングとコントラストステッチがアクセントとして加えられている。

ヘッドレストには「BATHURST(バサースト)」のステッチが入り、トレッドプレートには「One of Two」の文字、さらに助手席側のカーボンファイバー製テクニカルフィニッシュフェイシアには、サーキットを表現したユニークなメタルオーバーレイ、センターコンソールには優勝したドライバーの名前と優勝番号7が記されており、レースカーの成した功績に因んだデザインが豊富に取り込まれている。

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