スズキ ジムニーの燃費は良い？悪い？年間維持費や競合車種と比較

スズキ ジムニーの基本情報・燃費情報

ジムニーは、1970年の登場以来、世界的に愛される本格軽クロスカントリーです。2018年に20年ぶりのフルモデルチェンジを経て現行モデルが発表されました。

現行モデルではジムニー伝統のラダーフレームに、低回転から強いトルクを生むR06A型ターボエンジン、鍛え上げた3リンクリジットアクスル式サスペンションを組み合わせ、さらに高い悪路走破性を実現しています。

デュアルセンサーブレーキサポートや誤発進抑制機能など、スズキの予防安全技術「セーフティーサポート」も装着可能で、本格4WDに先進の安全性能がプラスされています。

また、カータープや車中泊クッション、ブラインドシェードなど、アクティブにアウトドアを楽しむための純正オプションが豊富に揃っています。

スズキ ジムニーのグレード別燃費・価格比較

スズキ ジムニーのグレード別の燃費は以下の通りです。

ジムニーの燃費は、どのグレードを選んでも、4ATであればWLTCモードで14.3km/L、5MTであればWLTCモードで16.6km/Lです。

燃費性能を重視するのであれば、5MT仕様のグレードを選ぶことをおすすめします。

また、現行型である4代目ジムニーを3代目と比較してみましょう。

■4代目 現行型ジムニー
・4AT：13.2km/L（WLTCモード）
・5MT：16.2km/L（WLTCモード）

■3代目 旧型ジムニー
・4AT：13.6km/L（JC08モード）
・5MT：14.8km/L（JC08モード）

5MTは1.4km/L向上、4ATは旧型よりも数値が0.2km/L小さくなっていますが、これは現行型が実用燃費に近いWLTCモードになっているためで、実燃費は4AT、5MT共に旧型より向上しています。

スズキ ジムニーと競合車種の燃費比較

以下では、スズキ ジムニーと比較検討されることが多い「スズキ ジムニー シエラ」「スズキ ハスラー」「ダイハツ タフト」の燃費を比較します。

スズキ ジムニーとスズキ ジムニー シエラの燃費比較

スズキ ジムニーとスズキ ジムニー シエラの燃費比較は以下の通りです。

ジムニーシエラはジムニーをベースとした兄弟車にあたるコンパクトクロスカントリーです。

燃費に関しては、4AT仕様であればジムニーと同じく14.3km/L。5MT仕様も15.4km/Lと、ジムニーとそこまで変わりません。

そのため比較する際には燃費以外も考慮に入れる必要があります。

特にジムニーとシエラの大きな違いは「排気量」と「ボディサイズ」です。

ジムニーには660ccの直3ターボエンジンが搭載されているのに対して、シエラには1.5L直4エンジンが搭載され、日常使いからロングドライブまで、より余裕のある走りが楽しめます。

そして、シエラにはジムニーのボディにオーバーフェンダーや大型化された前後バンパーが採用され、見た目にも迫力のあるエクステリアデザインに仕上げられています。

スズキ ジムニーとスズキ ハスラーの燃費比較

スズキ ジムニーとスズキ ハスラーの燃費比較は以下の通りです。

アウトドア好きの方たちからよく比較されるジムニーとハスラーですが、燃費性能を比べると、ジムニーが14.3〜16.6km/Lなのに対して、ハスラーは20.8〜25km/Lと大きな差があります。

燃費性能の差は、ハスラーにはマイルドハイブリッドシステムが搭載され、なおかつ車重もジムニーよりも150kg以上軽いことが大きく影響しています。

本格クロカンのジムニーと軽クロスオーバーのハスラーは似て非なるクルマのため、単純に燃費性能だけで比較することはできませんが、ランニングコストを重視するならハスラーの方がリーズナブルに維持できます。

スズキ ジムニーとダイハツ タフトの燃費比較

スズキ ジムニーとダイハツ タフトの燃費比較は以下の通りです。

ジムニーとタフトはよく比較検討される2台ですが、燃費では刷新されたNAエンジン・ターボエンジンを搭載したタフトが21.1〜21.4km/Lと、ジムニーの14.3〜16.6km/Lよりも優れています。

また、全グレードに標準装備される開放感のあるスカイフィールトップや乗り降りしやすい5ドアなど、ジムニーにはないファミリーユースに適した特徴も持ちます。

ただし、ジムニーもラダーフレームやLSDトラクションコントロールによる高い悪路走破性など、タフトにはない唯一無二の特徴を持つため、ライフスタイルに応じて2台を比較することをおすすめします。

スズキ ジムニーの年間維持費をシミュレーション

※ガソリン代は年間走行距離8,000km、レギュラーガソリン140円/Lで計算
※点検・車検費用は基本料+法定費用の最低限の目安
※任意保険は15等級で年間走行距離8,000kmを想定

ジムニーは軽自動車のため、自動車税や任意保険料が普通車と比べるとリーズナブルで、毎月のランニングコストを低く抑えることができます。

年間で約17万円、月々だと約1万4千円が維持費用の目安になります。

ユーザーによっては、上記の金額に毎月の駐車場代や高速道路代といった費用が必要になることもあるので、維持費のシュミレーションはご自身の実際のカーライフに合わせて確認しましょう。

スズキ ジムニーの燃費の良い走り方のポイント

スズキ ジムニーで燃費を良くするには、以下の3つの走り方を意識するのが効果的です。

• 走行中の速度を意識する
• アクセルの踏み方がポイント
• 荷物の載せすぎに注意する

まず、走行中の速度についてですが、ジムニーは軽としては重い1トン超えのボディを660ccのエンジンで動かしているため、高速道路などでスピードを上げると途端に燃費が悪くなる傾向があります。

無理に急がず、余裕を持ってドライブを楽しみましょう。

また、どの車種にも共通するポイントですが、発進時はゆっくりとアクセルを踏み込むようにしましょう。強く踏むとその分だけエンジンに負荷をかけ、より多くのガソリンを消費してしまいます。

最後にジムニーユーザーの方に注意して欲しいのが、車載している荷物です。ジムニーを趣味グルマとして使うユーザーの中には、アウトドア用品を普段から載せっぱなしという方も少なくありません。

クルマが重くなれば、その分燃費が悪くなるので、必要のない荷物はこまめに下ろすようにしましょう。

スズキ ジムニーは新車・中古車どちらで買うべき？

スズキ ジムニーの燃費情報を踏まえたうえで、新車・中古車どちらで買うべきか検討時のポイントを解説します。

スズキ ジムニーの新車購入がおすすめの人

「グレードやボディカラー、オプションなど、細かい部分までこだわりたい」という方には、車両価格は中古車より高く納車にも時間がかかりますが新車購入をおすすめします。

特にジムニーは、趣味やライフスタイルに合わせて幅広いオプションが用意されているので、新車購入なら自分だけの1台にカスタマイズすることが可能です。

スズキ ジムニーの中古車購入がおすすめの人

昨今の半導体不足に加えて、ジムニーは非常に人気の高い車種のため、新型が発売されてから数年たった現在でも注文から納車まで1年以上かかることもあります。

そのため「ジムニーに今すぐ乗りたい」という方は、迷わず中古車購入をおすすめします。

ジムニーはアウトドアで使われていることもあるため、プロの目線で車両状態を評価している中古車ショップから購入すると安心です。

スズキ ジムニーの燃費についてまとめ

今回の記事では、スズキ ジムニーの燃費についてあらゆる角度からご紹介しました。

ジムニーは悪路走破性などが評価されており、燃費で選ばれるクルマではありませんが、フルモデルチェンジを経て燃費性能も改良。よりランニングコストを抑えて乗り続ける事ができるようになりました。

ジムニーの購入を検討している方は、実際の維持費用も確認してから愛車を選ぶようにしましょう。

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