気になるノイズをシャットアウト!“車内静音化”計画、最新のツボ【キーワードでたどる旬のカーグッズ・ムーブメント 2022-23 CarGoodsMagazine】

ドアチューニングは、左右のドアで作業内容を同一とすることが原則。左右のスピーカーは同一である必要があるからだ。
車内の音響環境を高めたいと考えるドライバーが増えている。今オススメしたいきっとはオーディオテクニカの『アクワイエ』シリーズ。ここでは、そう考えるドライバーが増加傾向にある理由から、『アクワイエ』の新作の利点までを解説していく。

エンジン音が静かになったことにより、その他のノイズが耳に付く!

車内の音響環境を高めたいと思うドライバーが増えている要因は、主には2つある。まず1つ目は、車内が“うるさい”と感じられるようになってきたからだ。
昨今のクルマはエンジン音が静かだ。ゆえに、これまではエンジン音にかき消されていた他の騒音(ロードノイズや雨音等)が耳につくようになってきた。なのでそれらへの対策に関心が高まっている。
そしてもう1つの要因として、クルマいじりを楽しむドライバーが増えてきたことも見逃せない。音響カスタマイズは実のところ、DIYがうってつけ。内張りパネルを外すのは簡単ではないが、そのスキルさえあれば後は改造を伴う作業や配線等の細かな工程も発生しない。かつ、効果のほども明らかに感じ取れるので、やり甲斐も大きいためだ。

ドア内部の音響的コンディションを高めるための新キットに注目!

オーディオテクニカの各アイテムは基本的には販売店での施行を前提に作られているのだが、実はDIYにも向いている。専門工具を使わずして施工でき、部材のポテンシャルも高いのでより良い結果を得られやすい。
その豊富なラインアップの中から、特に注目すべきアイテムを紹介していこう。『ドアチューニングキットプラス AT-AQ409』は、ドアチューニングを行えるキットの最新版。新たに開発された吸音効果も有する制振材やアルミガラステープが追加され、一層実力が高まっている。

Audio-Technica『ドアチューニングキットプラス AT-AQ409(価格:2万4750円/税込)』
ドア2枚に対して余裕を持って施工できる十分な量の部材が入れられている。

ボンネットへの施工で、雨音とエンジン音の両方を抑制可能に!

高効率化が推進された最近のクルマでは、鉄板が薄くなっている傾向も見て取れる。雨が降り始めるとかつてのクルマと比べて雨音が大きく響くようにもなっているのはよく聞かれるところ。そしてロードノイズを始めとするさまざまな車外ノイズも室内に侵入しやすくなっているとも言える。
そこで、ボンネットの静音化を行えるアイテムも紹介したい。『サウンドインシュレーションシールド AT-AQ480』がそれだ。ボンネットインシュレーターが装着されている車種であれば、その内側に当品を貼ることでエンジン音や雨音等を抑制できる。

Audio-Technica『サウンドインシュレーションシールド AT-AQ480(価格:3740円/税込)』
ボンネットインシュレーターの奥側の鉄板に当品を貼れば、ボンネットの雨音が小さくなり、エンジン音が外に漏れにくくなる。

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