SUBARU は、2023 年 3 月 3 日開催の取締役会において、下記の通り社長人事を内定した。本件は、2018 年に策定した中期経営ビジョン「STEP」の取り組み 5 年間の区切りであるとともに、自動車業界を取り巻く大変革期への適応を加速させるため、新たな体制に移行することを目的としたものだ。今後新体制にて新たなビジョンを策定し、その実現に向けて取り組んでいく。なお、本件は 2023 年 6 月開催予定の第 92 期定時株主総会および株主総会終了後の取締役会を経て、正式に決定される。
記者会見で中村現社長は、「社長在任中は、品質改革など、時代の変化に応じて対応してきた。会社全体として、考え抜いて行動を起こすことが形になってきており、後継者人材も育ってきた。新しい社長、新しい役員で、新たな領域にチャレンジしていきたい」と語った。
大崎新社長は、88年に入社し、エンジンの設計、トランスミッションの設計などパワートレーンの開発に携わった。８年間の労働組合の専従役員を担当した後、会社に復帰後は、先行企画、車両開発責任者などを歴任。役員就任後は、品質保証部門、製造部門を担当した。就任にあたっては、「現場が大事だということを認識している。これまでの方向性を堅持しつつ、新しい体制で着実に前進していきたい」と語った。
