ジャガー・ランドローバーが自動運転車両の開発に向けてグローバルなテクノロジー拠点としてドイツ、イタリア、スペインの3カ所を新設

ジャガー・ランドローバーはこのほど、欧州に3つのテクノロジー拠点を新設するとともに、100名近いエンジニアの新規雇用を創出し、デジタル分野を強化していく方針を明らかにした。

既存の6拠点と合わせて、英国ゲイドンの研究開発センターにサービスとデータを提供。モダンラグジュアリーかつ完全なコネクティビティ体験を実現する次世代車両の開発をサポート

ジャガー・ランドローバーのテクノロジー拠点(イメージ)

このたび新設する拠点は、ドイツ・ミュンヘン、イタリア・ボローニャ、スペイン・マドリッドの3カ所。次世代のモダンラグジュアリーなモデル向けの自動運転技術を開発するために建てられ、ジャガー・ランドローバーが投資を行ってきた既存の6拠点(米国ポートランド、ハンガリー・ブダペスト、アイルランド・シャノン、中国・上海、インド・バンガロール、英国マンチェスター)のテクノロジー拠点網に加わることになる。とりわけミュンヘンは、欧州でもトップクラスのテクノロジー拠点のひとつだが、スペインとイタリアも重要で成長を続けている。 これらの施設では全体として1100名を超えるエンジニアが働いており、ジャガー・ランドローバーの約9000名のグローバルエンジニアリング部隊の一部を構成している。

※写真はイメージ

新3拠点を加えたジャガー・ランドローバーのグローバルなエンジニアリング拠点9か所は、英国・ゲイドンの研究開発センターにサービスとデータの提供を行い、モダンラグジュアリーかつ完全なコネクティビティ体験を実現する次世代車両の開発をサポートしていく。

ジャガー・ランドローバーでプロダクト・エンジニアリング・ディレクターを務めるトーマス・ミュラー氏は、次のように述べている。
「ジャガー・ランドローバーでは、世界中の自動運転技術の知見を活用し、真のモダンラグジュアリー体験をお客様に提供すべく、将来の製品のための新しい自動運転技術を開発しています。コネクテッド技術を提供するにはソフトウェアが不可欠です。グローバルなエンジニアリング拠点をつくることで、複数の場所でシームレスなハイブリッド作業が可能となり、私たちのビジネスに最適な人材を確保することができます」

3カ所の新たなテクノロジー拠点の設立は、ジャガー・ランドローバー と、人工知能(AI)とアクセラレーテッドコンピューティングを牽引するNVIDIA(エヌヴィディア)との複数年にわたるパートナーシップの進展を示すもの。ジャガー・ランドローバーのエンジニアは、次世代の自動運転システム、デジタルサービス、顧客体験の開発と提供に取り組んでいる。なお、新たなテクノロジー拠点のチームは、システムと機能、ソフトウェア、検証、妥当性確認、ハードウェアなど、自動運転技術の各分野で専門知識を有している。

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