スバルオブアメリカは、2023年モデルのスバル・アセントが、米国道路安全保険協会(IIHS)の中等度重複前面衝突試験で最高評価を獲得したことを発表した。IIHSは、自動車の安全性向上に向けた継続的な取り組みの一環として、後席乗員の安全性向上を促すため、より厳しい中等度衝突前面衝突試験を新たに導入している。
IIHSは、現行モデルの性能を評価するため、2023年モデルのスバル・アセントを含む13台の中型SUVをテストした。新しいテストでは、ドライバーの後ろの2列目に配置された小柄な女性または12歳の子供を表すハイブリッドIIIダミーを組み込み、後席乗員に最も頻繁に見られる傷害に焦点を当てた指標に着目してテストが行われた。アセントは、テストグループの中で最高ランクの「Good」を獲得したわずか4台のうちの1台になった。
「Good」評価は、2列目ダミーのセンサーが記録した測定値が、頭部、首、胸部、腹部、大腿部に過剰な傷害のリスクを示す限界値を超えない場合のみ与えられる。また、頭部が車内にぶつかったり、前席のシートバックに近づきすぎたりしないこと、腹部の傷害の原因となるラップベルトの下を体が前方に滑る「サブマリン」を防止することなどが、映像やダミーの頭部に塗ったグリースで確認される。また、肩ベルトがダミーの胴体にかかる位置を監視する圧力センサーを使用することで、胸部損傷のリスクも測定されている。
アセントは、最高評価であるTOP SAFETY PICK+(2021-2023)を含む6年連続(2018-2023)でIIHS TOP SAFETY PICKに選ばれている。