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ロードスターと縁の深いマツダ関係者も参加し、毎年ロードスターにまつわる何かしらのニュースがこのイベントで発表されてきた。はたして今年はどのようなニュースがあったのだろうか!?
35周年を記念した「ユーノス・ロードスター」モデルカー企画がスタート!
軽井沢ミーティングでは、2024年のロードスター生誕35周年に向けて、記念グッズの開発が計画されていることが判明。マツダ公式グッズを手掛けるマツダエースによると、初代ユーノス・ロードスターのモデルカーの商品化が進行中だという。
細やかなディテールにも拘るべく、堅牢なダイキャスト製の1/43スケールとなる。なんと新たに金型を作成した新規開発を予定しており、商品化に必要となる3Dデータ作成には、ロードスターの生みの親であり、初代主査も務めた平井敏彦さんの愛車だったユーノス・ロードスターVスペシャル(NA6CE)が使われるというのもファンには嬉しいところだろう。
その企画案は、2案が検討されている。Aプランは、なんとユーノス・ロードスターの17台セットだ。その内容を見ていくと、1989年登場の標準グレード(NA6CE)のクラシックレッド、シルバーストーンメタリック、マリーナブルー、クリスタルホワイトの標準グレード全ボディカラーをコンプリート。さらに今も根強い人気を誇る1990年登場のVスペシャル(ネオグリーン)を筆頭に、個性豊かな限定車たちが12台が加わる。
モデル化が検討される限定車たちは、1.6Lエンジンを積むNA6CEシリーズが、1991年のJリミテッド(サンバーストイエロー)、1992年のSリミテッド(ブリリアントブラック)の2台。1.8LエンジンとなったNA8Cが、1993年のJ2リミテッド(サンバーストイエロー)、1994年のRSリミテッド(モンデコブルーマイカ)、1994年のGリミテッド(サテライトブルー)、1995年のRリミテッド(サテライトブルーマイカ)、1995年のVRリミテッドA(アールヴァインレッドマイカ)とVRリミテッドB(エクセレントグリーンマイカ)、1996年のR2リミテッド(サテライトブルーマイカ)、1996年のB2リミテッド(トワイライトブルー)、1997年のSRリミテッド(スパークルグリーンメタリック)となる。
勘の良い人は1台足りない事に気が付いたはず。なんと最後の1台は、特典のシークレット車となる。どんなモデルが商品化されるのかは、お楽しみとのこと。限定車がコンプリートに近い内容だけに、M2モデルの製品化にも期待が膨らむ。
さらに全モデルカーが収まるオリジナルデザインのディプレイケースが付く。これらを全部がセットとなり、予定価格は約20万円だという。
排気量 | グレード | 年式 | カラー |
1.6L | 標準グレード | 1989 | クラシックレッド |
1.6L | 標準グレード | 1989 | シルバーストーンメタリック |
1.6L | 標準グレード | 1989 | マリーナブルー |
1.6L | 標準グレード | 1989 | クリスタルホワイト |
1.6L | Vスペシャル | 1990 | ネオグリーン |
1.6L | Jリミテッド | 1991 | サンバーストイエロー |
1.6L | Sリミテッド | 1992 | ブリリアントブラック |
1.8L | J2リミテッド | 1993 | サンバーストイエロー |
1.8L | RSリミテッド | 1994 | モンデコブルーマイカ |
1.8L | Gリミテッド | 1994 | サテライトブルー |
1.8L | Rリミテッド | 1995 | サテライトブルーマイカ |
1.8L | VRリミテッドA | 1995 | アールヴァインレッドマイカ |
1.8L | VRリミテッドB | 1995 | エクセレントグリーンマイカ |
1.8L | R2リミテッド | 1996 | サテライトブルーマイカ |
1.8L | B2リミテッド | 1996 | トワイライトブルー |
1.8L | SRリミテッド | 1997 | スパークルグリーンメタリック |
シークレット | – | – | – |
オリジナルディスプレイケース | – | – | – |
プランBは、これらのモデル予定の16台の中から、厳選された2~3台をモデル化する案だ。その場合、予定価格は約1万5000円/1台となる。プランBで進行する場合は、ファンに対してアンケートを行い、上位車が製品化されるという。
軽井沢ミーティングでも、人気プランのアンケートが行われたが、現実的なプランBが得票数は多かったものの、プランAも拮抗する形となったことに驚かされつつ、ロードスターファンの初代NA型への想いの深さも感じられた。
マツダのオリジナルミニカーは実車開発者の監修で細部まで徹底的にこだわる!
現在、マツダがオリジナルミニカーの制作に力を入れているのは、人気の高い商品であることも理由のひとつだが、マツダ社員やマツダOBに、実車の現役当時を知る人や古い図面などを読み解ける人たちの力を借りることが出来るからだという。単にモデル化するだけでなく、内外装の細かいディテールにまで拘った、マツダならではのミニカーを提供したいという強い拘りがあるからだ。
このため、ファンも愛車や好きなマツダ車のモデル化を望んでおり、人気車のモデルカーは即完売となるケースも多い。近々では、「990S」のミニカーはわずか3日で完売してしまったそうだ。
ファンも認めるクオリティを誇るモデルカーだけに、ユーノス・ロードスターの17台セットはまさに一生のお宝。ぜひ製品化を期待したい。
電動ロードスター誕生!? 子供だって“Be a driver.”!
軽井沢ミーティングの恒例人気イベントのひとつが、ちびっ子たちによるペダルカーレースだ。レースマシンには、ユーノス・ロードスターのペダルカーが使用されているが、これは残念ながらはるか昔に販売終了となった商品だ。
最新情報によれば、なんと現行型のND型をベースとした子供向け車両が、2024年の製品化を予定しているという。新型車は、本物よりひと足早く(?)電動化するほか、なんとドアの開閉も可能になるそう。詳細は不明だが、再び、親子で大小のロードスターに乗るなんて夢が叶えられることになるのは、ロードスターファンのパパママにとって朗報だろう。
昔は高級品というイメージが強かった電動乗用ラジコンカーだが、今は手頃な価格になってきている。実車同様に、お求めやすい価格の提案を願いたいところだ。