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お値段以上の風格と高級感 移植の特別仕様車にも注目
マツダがデザインアイデンティティに〝魂動〞を掲げた際、「ミニバンはどうするんだろ?」と心配になったが、その回答がCX-8。
エクステリア
全グレードに3列シートが装備され、2列目キャプテンシート仕様なら、3列目へのウォークスルーができミニバン的に使える(大型フロアコンソール付き除く)。3列目の定員は2名だが、設計想定身長は170㎝なので、+2〜㎝なら問題なく座れる。
インストルメントパネル
価格以上に高級感があるのも、CX-8の特徴。この風格で、スタート価格は300万円を切っているし、ハイエンドグレードでもおよそ500万円に留まる。特にナッパレザーシートが標準装備となる「エクスクルーシブモード」の内装を見て、値段を当てられる人は少ないと思う。
居住性
そんなCX-8のパワートレインは3種類。2.5ℓのガソリンエンジンとそのターボ、マツダ車を一躍有名にした2.2ℓのディーゼルターボだ。グレード展開はわかりやすく、パワートレイン別に「25S」「25T」「XD」の3系統あり、その後ろに付くグレード名で装備内容が決まる。
うれしい装備
月間販売台数 964台(22年9月〜23年2月平均値) 現行型発表 17年9月(大幅改良22年11月) WLTCモード燃費 15.8km/l ※「XD」系のFF車
ラゲッジルーム
うだが、その場合の奥行きは約1210㎜(床面長は約1100㎜)。2列目も格納すると超大空間となる。
都会的でプレミアム感の高いCX-8にあって、異色の存在が特別仕様車の「グランドジャーニー」。前後バンパー下のガーニッシュをアンダーガード風のメタル調塗装にしているほか、パワーユニットの特性を切り替える〝Mi-DRIVE〞に、〝オフロード〞モードを設定している。年次改良で新技術も投入されており、サスチューンやシート構造にはCX-60で得られた知見を導入。商品力の高さは維持されている。
※本稿は、モーターファン別冊 ニューモデル速報 統括シリーズ Vol.149「2023-2024 国産&輸入SUVのすべて」の再構成です。