え!? デリカD:5がアジアクロスカントリーラリーに出走する? チーム三菱ラリーアート仕様のデリカはカスタム派必見のカッコ良さ!

チーム三菱ラリーアートが2022年に続き『アジアクロスカントリーラリー』に参戦することが発表されている。参戦車両は2023年7月23日に発表された新型トライトンをベースに開発したラリーカーだが、参戦発表会ではもう1台のクルマが紹介された。それは……

チーム三菱ラリーアートは、2022年のアジアクロスカントリーラリー(AXCR)優勝に続き、2023年の連覇ぬ向けてチーム体制を強化。新型トライトンをラリーカーに仕立てる一方で、アジアパシフィックラリーと全日本ダートトライアルのチャンピオンである田口勝彦選手をドライバーに加えた3台体制で必勝を期す構えだ。

非公開: チーム三菱ラリーアートが『アジアクロスカントリーラリー2023』に新型トライトンで参戦! アジアパシフィックラリー王者・田口勝彦選手を加えた新陣容で連覇に挑む!

復活を果たした三菱の『ラリーアート』ブランド、そのモータースポーツ活動の第一弾として参戦したアジアクロスカントリーラリーでの勝利は記憶に新しい。そのチーム三菱ラリーアートは2022年に続き2023年もアジアクロスカントリーラリーに参戦することが発表された。

参戦車両が3台に増え、さらにベース車両はフルモデルチェンジしたばかりの新型車。テスト走行では信頼性もポテンシャルも昨年以上と確認されたが、何が起こるのかわからないのがラリーの世界だけにサポート体制も昨年を上回る体制を構築しているという。
三菱自動車の開発部門から相羽規芳氏(車体担当)と柴山 隆氏(エンジン担当)がエンジニアとしてチームに帯同し、テクニカルサポートを行う万全の体制を築いた。

サポートカーとしてデリカD:5を用意

加えて、デリカD:5をチームのサポートカーとして4台投入。ラリーカーを強力にサポートする。
サポートカーといえど悪路難路に悪天候も予想されるAXCRのコースだけに、デリカD:5の優れた走破性が必要になるのは間違いないだろう。

サポートカーながらラリーカーのトライトンと同パターンのカラーリングが施された外観はまるでワークスマシンの雰囲気を漂わせている。

タイヤはトライトンラリーと同じ横浜ゴムの「GEOLANDER(ジオランダー) M/T G003」で、サイズはデリカD:5に合わせて225/75R16サイズを、こちらもトライトンラリー同様にWORK製ホイールに履く。
トライトンラリーに比べて控えめなマッドフラップはラリーアート製デリカD:5純正アクセサリーだ。

デリカD:5に装着されたGEOLANDER(ジオランダー) M/T G003(225/75R16)とWORK製16インチアルミホイール。
ラリーアート製デリカD:5用マッドフラップは定番の純正アクセサリー(4万2680円)。

インテリアでも赤いラリーアート製エンジンスイッチや、サバ杢アクセントパネルなど純正アクセサリーが装着されているのがわかる。赤い縁取りのフロアマット(11万8800円)もラリーアート製のアクセサリーだ。

サバ杢アクセントパネルはダッシュボード(1万780円)と各ドアパネル(3万1570円)に装着される。
ダッシュボード右端のエンジンスイッチ(1万8260円)はラリーアートのロゴ入り。
ラゲッジルームにもラリーアートのフロアマットが敷かれ、スペアタイヤも載せられていた。

ルーフに装着されるキャリアもおそらく純正のヘビーデューティキャリア(15万700円)だが、純正アクセサリーではない装備も見受けられる。フロントウインドウ上部のオレンジ色のランプと、リヤゲートに装着されたラダーだ。
これは2023年1月の東京オートサロンで展示されたデリカD:5のカスタムカー「スノーサバイバー」に装着されたものと同じようだ。

三菱デリカと言えば雪!「東京オートサロン2023」に登場した話題の新型「デリカミニ」と人気のオフロードミニバン「デリカD:5」の「SNOW SURVIVOR」が超クール!

三菱デリカといえば唯一のオフロードミニバンとして代々存在感を放っている。その走破製はウインタースポーツユーザーにも愛され、「シャモニー」のようなスノーイメージの強い特別仕様車も設定されてきた。そんなデリカのスノーイメージを強く打ち出したカスタムモデルが東京オートサロン2023で展示されている。人気のデリカD:5はもちろん、実車が初お披露目となったデリカミニも早速このスノーイメージかステムが用意された。 PHOTO:井上 誠(INOUE Makoto)

とすると、オレンジ色のランプはKADDIS製のルーフマーカーランプ。ラダーはautoflags製BUSTERSリヤラダーだと思われる。ルーフキャリアに装着された6連ランプはIPF製だ。

チーム三菱ラリーアートのサポート会社のステッカーが貼られているのはトライトンラリーと同様だが、トライトンとは異なるステッカーもある。「IPF」や「JAOS」「autoflags」「KADDIS」といった、デリカD:5のカスタムではお馴染みのブランドのようだ。実際、装着されているランプやラダーのブランドでもある。

また、車名ロゴやテールゲートなどに貼られた「デリカ55周年記念」ステッカーで、デリカブランドをアピール。ラリーカーのサポートだけでなく、現地での走りと合わせてプロモーションにも大きな力を発揮することだろう。

記念モデルの発売希望!

単純に装備だけであれば純正アクセサリーと市販パーツで再現ができそうだが、やはりカラーやステッカーまで再現するのは大変そうだ。
もし、AXCR2023でチーム三菱ラリーアートが見事に連覇を飾るようなら、サポートカーレプリカのデリカD:5を限定発売するのもありなのではないだろうか?

同じく、トライトン日本発売に合わせてAXCR優勝車レプリカも用意すれば盛り上がること間違いなし。三菱とラリーアートのモータースポーツイメージを今一度高める大きな力になるだろう。

すべて見せます! これがチーム三菱ラリーアートの新型トライトンラリーだ!

2023年7月26日、タイで発表された新型トライトンは、先代モデルではなかった日本導入も伝えられたことから大きな話題を読んでいる。この新型トライトンの発表に合わせて、2022年に続きチーム三菱ラリーアートの『アジアクロスカントリーラリー(AXCR)2023』参戦も発表された。AXCR2023に出走する新型トライトンラリーをより詳しく見てみよう。

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