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日本も最初は「ファーストエディション」?
発表されたランドクルーザー250シリーズだが、発売は2024年だ。リリースによれば「日本では、特別仕様車First Editionを含めて2024年前半の発売を予定しています」となっている。当初の日本仕様は、
2.8L直4ディーゼルターボ+8ATと2.7L直4ガソリン+6ATだ。追って2.4L直4ガソリンターボ+8AT+ハイブリッド(北米で「i-FORCE MAX」と呼ばれている)が追加される。
欧州はどうなる?
欧州仕様LandCruiser First Edition
欧州ではランドクルーザー300は販売されていない。新型ランクル250は、今年第4四半期中に英国および欧州の顧客向けの先行販売を開始。最初の納車は24年前半を予定。そして、2025年に2.8L直4ディーゼル(1GD型)+48Vマイルドハイブリッドモデルを発売する。
初回先行販売分は限定3000台の丸形ヘッドライト、2種類の2トーン外装をもつ「ファーストエディション」だ。ファーストエディションのパワートレーンは、2.8L直4ディーゼルターボ+8ATになる。欧州には「PRADO(プラド)」という名前の付いたグレードが存在する。
欧州仕様LandCruiser Prado
欧州仕様LandCruiserレギュラーグレード
北米はどうなる?
北米のランドクルーザーには3つのグレードが用意される。「ランドクルーザー 1958」、「ランドクルーザー」、限定車「ランドクルーザーファーストエディション」だ。
北米仕様LandCruiser
北米仕様LandCruiser 1958
北米仕様LandCruiser First Edition
ファーストエディションは、生産開始から2カ月間で北米限定5000台となる。丸型ヘリテージLEDヘッドランプ、ルーフラック、ロックレール、専用インテリアを装備している。やはり2トーンカラーだ。
北米に導入されるランドクルーザー250のパワートレーンは、T24A-FTS型2.4L直4ターボ+ハイブリッド(Direct Shift-8ATとエンジンの間にモーターを挟み込む)で、シリーズのなかで上級版電動パワートレーンを搭載する。搭載するバッテリーは1.87kWhのニッケル水素(NiMH)バッテリーだ。
オーストラリアは?
オーストラリア市場に投入されるランドクルーザー250は、2.8L直4ディーゼルターボ+48Vマイルドハイブリッドを採用する。モデル名は、「ランドクルーザー250」ではなく、「ランドクルーザープラド」を引き続き名乗る。発売は2024年半ばだ。
リリースには「フロントエンドは、長方形のグリルとトライビームヘッドライトを基調とし、前方視界を向上させるために低く構えたフロントカウルを備えている」と書かれているし、オフィシャルフォトにも丸形ヘッドライトはない。つまり、いまのところ、オーストラリアには「ファーストエディション」は存在しない、のだ。
ここまで見てくると、丸目ヘッドライトがファーストエディション。レギュラーモデルは角目ヘッドライトになる可能性があることがわかる。
丸目ヘッドライトのファーストエディションは
欧州:限定3000台
北米:限定5000台
日本:限定台数未発表
ということで、推定1万台+アルファが丸目ヘッドライドのファーストエディションで販売されそうだ。丸目ヘッドライトと角目ヘッドライトは、購入後でも交換が可能な造りになっていることが明らかになっているが、どのグレードでも「丸目・角目」が選べるわけではなく、基本は角目ヘッドライトになるのではないか、と予想する。