BMWの新型「X3」「X4」に高性能版「Mモデル」が設定! ベース車と同様に「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」を装備

ビー・エム・ダブリューは、10月28日に発売した新型「BMW X3」「BMW X4」に、高性能版となる「Mモデル」をラインナップした。モデルバリエーションは以下のとおりで、納車は2022年春以降の予定だ。

X3ベースはディーゼル仕様を含む3グレード、X4ベースはガソリン車2グレードを設定

●BMW「X3」「X4」Mモデル・ラインアップ
・X3 M40i:883万円
・X3 M40d:902万円
・X3 Mコンペティション:1311万円
・X4 M40i:920万円
・X4 Mコンペティション:1338万円
※日本仕様はすべて右ハンドル。価格は消費税込み
X3 Mコンペティション(写真左)とX4 Mコンペティション(同右)

BMW M社が開発する高性能マシンMモデルには、ふたつのカテゴリーがある。ひとつはサーキットでの走行を可能とした「Mハイ・パフォーマンス・モデル」、そしてもうひとつはサーキットで培われた技術を余すことなく取り入れ走行性能を高めた「Mパフォーマンス・モデル」だ。

X3 Mコンペティション

今回発表のX3 MコンペティションおよびX4 MコンペティションはMハイ・パフォーマンス・モデルに、X3 M40i、X3 M40dおよびX4 M40iはMパフォーマンス・モデルに位置付けられる。

X3 MコンペティションおよびX4 Mコンペティションには、最高出力510ps/6250rpm、最大トルク620Nm/2750-5450rpmを発揮する3.0ℓ直列6気筒BMW Mツインパワー・ターボ・ガソリンエンジンを搭載し、3.8秒(欧州仕様値)の0-100km/h加速を実現。圧力損失を最小限にし、流体抵抗も極めて低く抑えることでレスポンスを最適化し高効率を実現する吸気ダクト、重量を最適化し高回転まで最大限かつ安定したパワー供給を実現する鍛造ピストン、最適化されたブースト圧で迅速かつダイナミックなレスポンスを発揮し低回転時でも高いトルクを実現するツイン・ターボ・チャージャーを採用するなど、サーキットで培われた多くの技術を、余すことなく採用している。

X3 Mコンペティション

ボディ含め、ドライブトレーンを構成する各種パーツには、アルミニウムを多用することで軽量化をはかり、運動性能を高めている。さらに、アダプティブMサスペンションを標準装備することで、スポーツドライビングのみならず、街中走行時の乗り心地向上も実現。

X4 Mコンペティション

よりハードなサーキットでの走行を可能とするため、耐熱、耐フェード性能に優れた大径ブレーキディスク、軽量化された6ポッドMコンパウンドブレーキが標準装備された。トランスミッションには、ドライブロジック付きの8速Mステップトロニック・オートマチックトランスミッションを採用し、サーキット走行から快適な街中での走行まで、あらゆる場面に対応する。

一方、Mパフォーマンス・モデルに位置づけられるX3 M40iおよびX4 M40iには、最高出力388ps/5800rpm、最大トルク500Nm/1800-5000rpmを発揮する3.0ℓ直列6気筒BMWツインパワー・ターボ・ガソリンエンジンを、X3 M40dには、最高出力340ps/4400rpm、最大トルク700Nm/1750-2250rpm を発揮する3.0ℓ直列6気筒BMWツインパワー・ターボ・ディーゼルエンジンを搭載。また、BMWのインテリジェント4輪駆動システム「BMW xDrive(エックス・ドライブ)」や、アダプティブMサスペンション、Mディファレンシャルによって、悪路でも安定したコントロールとスポーティな走りを実現することが可能だ。

これらのMモデルには、BMW社が国内認可取得モデルとして初めて導入したハンズ・オフ機能が搭載される。「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」とは、高速道路での渋滞時において、ドライバーの運転負荷を軽減し安全に寄与する運転支援システム。この機能は、ドライバーが絶えず前方に注意するとともに、周囲の道路交通や車両の状況に応じて直ちにハンドルを確実に操作することができる状態にある限りにおいて、ステアリングから手を離して走行が可能となる。

「Mの血統」を受け継ぐS型直6ターボ BMW M3/M4が搭載する3.0ℓエンジンのBMEPは27.3bar!

BMWの「M」モデルが搭載する3.0ℓ直6ターボエンジンは、B58型ではなく、「S58型」。…

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