売り場のプロが教える!人気銘柄から最新トレンドまで”今どきのタイヤ選び必勝法”を販売店から現地レポート【CarGoodsmagazine】

激動の日本経済。物価は上昇するも懐は寒いまま……というひとも多いのではなかろうか。そうした時分だけにタイヤ選びに慎重になるのも至極当然のこと。しかし、たかが消耗品……と侮れない最重要パートであるのも事実だ。安全性はもちろん、乗り心地や快適性を大きく左右する。だからこそ、愛車にあった1本にこだわりたい銘柄選び。タイヤの最新事情を知るには、タイヤ販売のプロフェッショナルに聞くのが一番! というわけで、人気の銘柄から最近の傾向までスーパーオートバックス・環七王子神谷店にお邪魔して質問をぶつけてみた。

プロフェッショナルに聞くタイヤ選びの傾向と対策
=オートバックスの社内コンテスト上位店に潜入=

オートバックス社内で競われるタイヤ販売コンテストでは常に上位を獲得。さらにベストピットオブザイヤーは4連覇の栄冠に輝いている『スーパーオートバックス環七王子神谷』。安心してタイヤ交換を任せられる優良店舗だ。
「お客様の安心感や信頼を得るためにスタッフ一丸となって頑張っています。タイヤ売り場についても、見やすく選びやすいことを意識して、丹精込めて手作りのポップを作っています」と店長の鴨下大輔さん。

2023年5月にリニューアルしたばかりの『スーパーオートバックス環七王子神谷』。タイヤ販売コンテストで栄冠を勝ち取った松永裕介さんや松本匡史さんをはじめスタッフのモチベーションも高く、気持ちがいい接客が受けられると評判だ。

ネット販売と比べられがちな昨今だからこそ、リアル店舗でないと提供できないサービスに力が入る。そのひとつがユーザー目線に立った接客であるし、確かなアフターフォロー体制というわけだ。
「基本的には、純正と同等以上のタイヤをオススメしています。そうしないとクルマ本来の性能が失われてしまうこともありますから。例えば静かさだったり乗り心地だったりがスポイルされてしまう恐れがあることをお伝えしています」

背の高いミニバンには専用タイヤがオススメ

国産から輸入品まで幅広いラインアップを揃えるが、ブリヂストン、ダンロップ、ヨコハマの国産大手3メーカーの引き合いが圧倒的という環七王子神谷店。ブリヂストンはレグノとポテンザの指名買いが多く、ヨコハマはブルーアースシリーズ、ダンロップはル・マンⅤなどの中間グレードを選ぶユーザーが多いとか。

輸入車に乗るユーザーも多い同店では、ランフラットや承認タイヤなどの在庫も充実させる。

当然ながら目的や用途にあったタイヤ選びも肝心だ。例えばミニバンやワゴンに乗っているなら、専用タイヤを選ぶことで愛車の不満点を解消できることも。
「ハイトワゴンはカーブでのふらつきが気になりがち。ミニバン専用タイヤを履いて足元をしっかりとさせてあげれば安心感が高まります。価格と性能のバランスがいいミニバン用のブルーアースRV RV03をオススメすることが多いですね」と鴨下店長。

予算を抑えたいならPBタイヤという手も。国産なので安心して履ける

昨今は物価高騰の影響もあり、少しでもタイヤを長持ちさせたいとライフを気にするユーザーが増えているという。
「ご商談時には必ず現車確認をしているのですが、溝が残っていてもタイヤがひび割れしているケースも増えていますね。聞けば7〜8年使っていらっしゃるとか。ただ当時と比べてタイヤもかなり値上がりしていますから驚かれることも多いです」

アフターサービスメニューも充実。万が一のトラブルを考えてあんしんタイヤ補償をオススメすることが多いとか。こちらはタイヤ1本パンクすると4本とも新品に交換してくれるサービスだ。またクルマの延命に繋がる下まわりのサビ止め施工も人気。

そこで少しでも予算を抑えたいというひとにオススメしているのが、PB(プライベートブランド)タイヤ。『マックスラン・エフィシア』は国産だし性能も確かなので安心して履ける。このように幅広いニーズに応えられる充実のラインアップもオートバックスの強みといえるだろう。

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