いよいよ開幕セントラルラリー:ラリーの楽しみはSSのみにあらず!リエゾン観戦ポイントで応援しよう

『一般道を走る』というのは数あるモータースポーツのなかでもラリー競技ならではの特徴だ。
今週末に開催されるフォーラムエイト・セントラルラリー2021。その舞台となる岐阜県恵那市では、競技が行なわれる14日(日)に合わせて、リエゾンでの観戦イベント&地域振興イベントを開催する予定だ。

ラリー競技はおおまかに言えば、タイム計測を行なうスペシャルステージと、そのスペシャルステージ間を移動するロードセクション(リエゾン)で構成される。リエゾンでは一般道を、一般車と同じように交通法規を守って移動しなければならない。もちろん違反すれば警察のご厄介になることもあり、WRCでも罰金や免停といったニュースも時々報じられる。

2010年まで北海道で開催されていたラリージャパンでは、多くのファンがリエゾンでラリーカーに声援を送っていた。その数の多さはWRCドライバーに驚かれるほどで、競技のような迫力ある走りでなくともラリーカーを間近で眺められ、さらに運が良ければ選手から手を振ってもらえたりするというお楽しみもある。この距離感の近さもラリー観戦の醍醐味と言えるだろう。ただし、ルート近辺にクルマを駐車する場合などは、周囲の安全を確保し、周辺住民に迷惑のかからないよう十分な配慮をしたうえで楽しみたい。

タイミングがよければ選手が手を振り返してくれることも。今年のセントラルラリーでもこうした光景がそこかしこで見られるかもしれない(写真は2019年のセントラルラリー)。

今大会は競技ステージについては岡崎乙川河川敷の観戦エリアのみが公開されているが、恵那市では明智町、上矢作町、岩村町に設けられるリエゾンで、地域のイベントを楽しみながら選手たちを応援することができる。イベントは下記の3エリアを主軸に展開予定。最新情報については恵那ラリージャパン情報のページでチェックを。

◆恵那ラリージャパン情報
https://rally-ena.jp/

◆明智エリア
大正村浪漫亭周辺
リエゾン通過時間
①7:35〜8:35/8:30〜9:30
②13:35〜14:35/14:50〜15:50
※通過時間は目安。当日の天候、交通の混雑により変更する可能性もあるので注意。

イベント開催時間
9:00〜15:30
ラリー映像のライブ放送、世界ラリーグッズ販売などに加えて、5月3日に予定していた「第48回光秀まつり・大正村かえでまつり」を大正村広場で同時開催。午前9時すぎには、大正村広場前の沿道で子ども武将らと明智太鼓がセントラルラリーのラリーカーを応援する予定となっている。

◆岩村エリア
岩村本通り
リエゾン通過時間
14:25〜15:25
※通過時間は目安。当日の天候、交通の混雑により変更する可能性もあるので注意。

岩村本通りの古い町並みとラリーカーのコントラスト。写真は2018年のL1ラリーin恵那の様子。この時も大勢の観客が訪れた。

イベント開催時間
11:00〜15:30
ラリー映像のライブ放送に加えて、女城主太鼓、いわむら五っこ体験プログラム、特産品販売、世界ラリーグッズ販売など。

◆上矢作エリア
道の駅 上矢作ラ・フォーレ福寿の里
リエゾン通過時間
①8:10〜9:10
②14:10〜15:10
※通過時間は目安。当日の天候、交通の混雑により変更する可能性もあるので注意。

イベント開催時間
9:30〜15:00
採れたての地元野菜をたっぷり使った豚汁の販売や、地元の食材など食料品の販売。

地元の名物や風景をめぐりながら、のんびりラリーを楽しむことができるのは、リエゾン観戦ならでは。ぜひ14日(日)は恵那市のイベントでその魅力を体感してほしい。

ラリーカーは高速道路を使って移動することも。遭遇するとテンションが上がりますが、追いかけたりしてはいけません(写真は2019年のセントラルラリー)。

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