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ピアノブラックとサテンシルバーのコントラストでエレガンスを極める
2025年の1月10日〜12日に開催される「東京オートサロン2025」に、エアロブランド「AWIN（エーウィン）」が初出展。日産車をベースとする3台のデモカーを出展する。まだ、あまり聞き慣れない人もいるかもしれないが、AWINが一体どんなメーカーなのか、どんなコンセプトでエアロパーツをラインナップしているのか、順を追って紐解いていこう。
AWINの親会社は、1960年創業と用品製造の世界で長い歴史を誇る技研株式会社（以下、技研）。真空成形するプラスチック製用品の生産では国内トップレベルの実績を誇るメーカーで、国内すべての自動車メーカー向けにスポイラーやバイザーといった純正用品をOEM供給している。
AWINは、その技研のリソースを活かし、デザインや開発、製造、塗装、組み立てなど、上流から下流まで、すべての工程を自社で完結。純正レベルのハイクオリティなエアロパーツを短期間で開発し、自社生産するノウハウを備えている。
その品質の高さを買われ、AWINのエアロパーツは日産のカーライフコレクションに採用されている。ブランドコンセプトは「Cool ＆ Creative（クール&クリエイティブ）」で、その解釈としては「研ぎ澄まされた感性、洗練されたスタイリングを極める」と表現。いわゆるスポーツカー向けのマッチョなエアロとは一線を画す、スタイリッシュなエアロブランドということだ。
そして、そのブランドコンセプトを具現化するため、エアロのデザインモチーフとして採用しているのが「Sword Edge（ソード・エッジ）」。つまり刀の切先という意味である。確かにAWINのエアロパーツは、コンパクトカー、SUV、ミニバンとボディタイプは異なれど、どれも刀を連想させるエッジーなデザインが盛り込まれている。
塗装の工程も自社で行うため、「Sword Edge」のモチーフを色でどう表現するかも思いのまま。全車種とも淡く輝くサテンシルバーと艶のあるピアノブラックの組み合わせで統一されているが、確かに光を浴びてぼうっと刀身を輝かせる名刀の姿が目に浮かぶようだ。
デザインモチーフを決めることで、各車種用のエアロデザインに統一感が生まれている一方、開発の時系列的に言うとセレナ→エクストレイル→オーラと続いたデザインは、それぞれの造形を深化。それが可能なのも社内に生産要件をよく理解したデザイナーが在籍しているからこそで、デザインの立案から生産に至るまで、一貫してモノづくりができるところがAWINの強みである。
AURA × AWIN「磨き抜かれた造形美が存在感を際立たせる」
ここからは各車種用のエアロの詳細を見ていこう。まずは日産オーラ用のエアロパーツだ。
24年6月にマイナーチェンジされたオーラは、フロントグリルに新時代のデジタルVモーショングリルを採用。ヘッドライトの下まで広がったワイドグリルには、ボディ同色かダークメタルグレーのアクセントが追加された。
それを基に開発されたAWINのエアロパーツは、フロントスポイラー、サイドスポイラー、リヤバンパースポイラーを設定。ピアノブラック塗装の部分もノペッとした印象にならないよう立体的な造形を施し、サテンシルバー部分はまさに刀身を思わせるシャープなデザインを採用している。新しいフロントグリルとの親和性も高く、プレミアムコンパクトとしてのオーラの価値をワンランク上に押し上げる効果を生み出している。
サイドスポイラーはサテンシルバーの部分がかなり細身で、切れ味の鋭さを印象付けるとともに、後方に向かってクッとキックアップ。まるでクルマが前傾姿勢で走り出そうとする意志を表現しているかのようだ。
リヤバンパースポイラーはフロントスポイラーと同様、サテンシルバー部分がハの字に広がることでワイド感を強調。ピアノブラック部分のセンターにはノーマルバンパーにはないグリル形状の造形をプラスすることで、後付け感のない自然なマッチングと適度なスポーティさが表現されている。
フロントスポイラー／サイドスポイラー／リヤバンパースポイラーはそれぞれ適度な張り出し量を伴っており、装着車を街中で見たときの存在感は抜群。ちなみにオーラに限らず、AWINの商品はすべて道路運送車両法に準拠しており、継続検査（車検）に適合しているため、安心して装着することができる。
AWIN AURA【ITEM LIST】
■フロントスポイラー：10万4500円
■サイドスポイラー：9万3500円
■リヤバンパースポイラー：8万8000円
→AWIN公式サイト・車種別ページ（オーラ） https://a-win.jp/lineup/aura_e13mca/
X-TRAIL × AWIN「都市で躍動するクロスオーバー・スタイル」
次にエクストレイルに行ってみよう。こちらも商品ラインナップとしては、フロントスポイラー、サイドスポイラー、リヤバンパースポイラーの3点となっている。
エクストレイルはノーマルでも上級グレードである「G」および「G e-4ORCE」には、シルバー塗装とクロームの前後バンパーロアフィニッシャー、ドアロアクロームモールが装備される。つまりメーカー自身もここの輝度を上げることがプレミアム感の表現につながると考えている証拠だが、AWINの前後スポイラーは、その一枚も二枚も上手を行く特別感を備えている。
フロントスポイラーはサテンシルバー部分の先端がコーナーをくるりと囲み、二段ヘッドライトとうまく呼応するような造形美を実現。SUVらしい安定感の創出にも寄与するが、実車で確認するとかなりの存在感を放っているのがわかる。
一方でリヤバンパースポイラーはサテンシルバーとピアノブラックの組み合わせに加え、アンダーガードをイメージさせる部分のみ艶消しブラック（素地）を採用。ノーマルバンパーとの親和性を感じさせるディテールに、AWINのこだわりの強さを実感する。
AWIN X-TRAIL【ITEM LIST】
■フロントスポイラー：9万1300円
■サイドスポイラー：12万1000円
■リヤバンパースポイラー：9万9000円
→AWIN公式サイト・車種別ページ（エクストレイル） https://a-win.jp/lineup/xtrail/
SERENA × AWIN「自分らしさをプラスしながら力強く、そして上質に」
最後は人気ミニバンのセレナ。現行モデルは22年11月に発売され、デジタルVモーショングリルの先駆けでもある。
スライドドアを備える箱型ミニバンは、特にアンダースポイラーの装着で変わり映え感を得やすいが、AWINのセレナ用エアロパーツも、まさにノーマルにはないダイナミックさと、デジタルVモーショングリルに合ったデザインの連動性を実感できる。
ちなみにAWINの公式サイトには、各車種にスポイラーを付けた状態と付けていない状態の画像をワンクリックで確認できるページが用意されている。ぜひ各車種のページをご覧いただきたいが、特にセレナは「こっちがノーマルの方がいいのでは!?」と思えるほどの完成度。サイドスポイラーはドア下部のプレスラインと調和したデザインが採用されている。
AWIN SERENA【ITEM LIST】
■フロントスポイラー：8万2500円
■サイドスポイラー：10万4500円
■リヤバンパースポイラー：7万7000円
→AWIN公式サイト・車種別ページ（セレナ） https://a-win.jp/lineup/serena/
AWINブースは中ホール4。オーラ、エクストレイル、セレナを展示
以上のように、極めて高いデザイン性とクオリティを備えるAWINのエアロパーツ。東京オートサロン2025では、中ホール4にブースを構え、オーラ、エクストレイル、セレナを展示する。ぜひ、あなた自身の目で確認していただきたい。
→AWIN公式サイト https://a-win.jp/